hankyoreh

原文入力:2008-12-23午後05:15:24
キム・インボン校長 “試験を受けても効果期待できない”
全国3105ヶ中学校1,2学年一斉試験強行

オ・ユンジュ記者

←真の教育父母会など父母と市民団体関係者など30人余りが23日、光州市教育庁で一斉試験反対と教師不当懲戒撤回を要求する記者会見を行っている。 光州.全南地域では中1,2学年生徒10万人余りが学力評価試験を受けた。 光州/聯合ニュース

一部学校,父母団体,教員労組などが反対する中で、中学校1～2学年学力評価が23日全国で一斉にに行われた。
全国3105ヶ中学校1～2年生135万人余りは午前9時から国語,英語,数学,科学,社会など5ヶ科目の試験を受けた。試験は5枝選多型25質問項目ずつ出題され国語・英語はリスニング評価が含まれ数学・科学は短答型質問項目が3問題ずつ出題された。

去る10月小3,小6,中3,高1対象評価は教育科学技術部主管で実施されたが、今回の学力評価は全国市・道教育長協議会の合意によりソウル市教育庁が出題を担当した。成績通知などは各市・道教育庁が引き受ける。

問題を出したソウル市教育庁は「学校で授業を忠実に受けた学生ならば誰でも簡単に解くことができる問題で平易に出題した」として「今回の学力評価結果は来年度学習不振児童指導および水準別移動授業などの学校教育計画を樹立する際に基礎資料として活用されるだろう」と説明した。

しかし全北チャンス中,代案学校の金堤地平線中,全北体育中など3ヶ所が試験を実施せずに正常授業をするなど試験拒否や反発も全国的に起きた。

　チャンス中学校は1,2学年3班151人学生全員が学力評価を受けず1時間目から正常授業を行った。この学校は運営委員会と教職員会議で全国単位学力評価に参加しないという結論を下し、このような事実を全北道教育庁に通知した。

チャンス中キム・インボン校長は「冬休みを控えて試験を受けても学習効果を期待することができないと判断した」として「運営委員会と教職員会議を経て試験を受けないことにした」と語った。全北体育中(20人余り)と金堤地平線中(50人余り)もこの日試験を受けないで正常授業をした。これに伴い全北道教育庁が試験を拒否したという観測も出てきたが、全北道教育庁はこれを否認した。

全国教職員労働組合など教員労組と一部父母団体は今回の評価が‘生徒・学校を順位付けするための一斉試験’として反発した。

　平等教育実現のための全国父母会と汎国民教育連帯など教育団体は生徒,教師,父母60人余りとソウル市教育庁前で学力評価拒否記者会見を行い「反教育的な一斉試験を拒否するのは正当だ」として「無限競争をあおる一斉試験を直ちに中断せよ」と要求した。

　パク・某(14・中1)さんは「一斉試験のために大変がる友人たちがとても多い」として“反対行事に出てきたのは今回が初めて」と話した。ある父兄も「生徒と父母が反対するのに試験を一方的に推進したのでこの席に出てきた」として「教師が行事に参加すれば懲戒を受けるが父母の私が参加すればどんな措置も取れないので参加した」と言葉を添えた。彼らは学力評価に応じなかった学生,父母と共に徳寿宮美術館で体験学習を行った。

学業達成度評価時に登校拒否運動を行った青少年団体‘無限競争教育,一斉試験に反対する青少年会say no’もこの日貞洞培材学術支援センターで登校拒否パフォーマンスと討論会を行った。

　10月学業達成度評価時に生徒たちの体験学習を許可した全教組所属教師7人に対して罷免,解任など重い懲戒を下したソウル市教育庁は学力評価を拒否して体験学習に行った生徒は無断欠席処理して体験学習を許諾するなど評価拒否を誘導した教師に対しては懲戒する方針だ。

　学閥ない社会光州会と真の教育父母光州支部会員30人余りはこの日午前10時光州市教育庁で記者会見を行い「全国単位一斉試験は生徒間に競争をあおり私教育を助長するだけでなく学校を序列化させる副作用があるだけに中断されなければならない」と主張した。 一斉試験と学校序列化に反対する大邱市民連帯なども大邱市教育庁で‘一斉試験反対記者会見’を開いた後、全南,順天湾自然生態公園で体験学習を行い、慶北地域生徒たちは慶州などの地で歴史探訪をした。

　全国の全教組支部はこの日を‘悲しい火曜日’と定めて組合員らが黒い服を着て授業をした。

　全教組釜山支部所属教師たちは‘全国単位一斉試験と不当懲戒撤回’を要求する1人示威を行うなどし、釜山地域父母・市民・社会団体から構成される教育市場化,学校序列化反対釜山市民連帯はこの日金井山で体験学習場陶磁器およびハーブ教室を開いた。

　全教組釜山支部パク・ドンヒョン事務局長は「全国単位一斉試験に対するアンケート調査を実施したところ一斉試験が生徒序列化を煽るだけで私教育抑制や公教育充実には効果がないと明らかになった」として「一斉試験を廃止するまで父母団体と連係して,反対闘争を繰り広げる方針」と語った。

　全教組京畿支部も200ヶ所余りの学校で一斉試験反対 同時多発1人示威を行い、全教組蔚山支部などでなされた蔚山教育連帯は蔚山環境連合教育館で環境関連映像教育体験学習場を開き試験拒否生徒と父母などをむかえた。

　全教組忠北支部はこの日午後4時、清州上党公園～ブンピョン四つ角(2km)まで‘一斉試験反対行進’をした後、道教育庁前でロウソクのあかり文化祭を開いた。全教組忠北支部ソン・キボク政策室長は「試験を実施する権限がない市・道教育長協議会が一方的に試験を決めたものであり、学年末だと活用度が全くない試験に146億ウォンという途方もない血税を浪費することになった」として「懲戒威嚇と脅迫を前面に出して生徒たちを全国的に順位付けするという試験を強行した」と語った。

全国総合オ・ユンジュ記者 sting＠hani.co.kr