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京畿東部連合のルーツは広州(クァンジュ)大団地事件

登録:2014-03-30 20:21
<京畿東部>

3月31日の教養読書
京畿東部
イム・ミリ著
イマジン・1万3000ウォン

 ‘京畿東部連合’は2012年4・11総選挙の時に統合進歩党‘比例代表競選事態’を通じて世の中に姿を現わした。 この本は不正選挙と暴力事態で進歩政党の道徳性に致命打を加えた比例代表事態とイ・ソクキ議員内乱陰謀事件の中心に位置した京畿東部連合のルーツとその集団文化の形成過程を追跡する。

 著者はこの集団のルーツを、1980年代に軍事政権に抗して戦った主体思想派学生運動から1971年の‘広州(クァンジュ)大団地事件’に拡張させた。 朴正熙政権最大の都市貧民蜂起であったこの事件が起きた京畿道(キョンギド)城南市(ソンナムシ)では "‘貧困’と‘労働’という地域性が浮き彫りになり、城南出身の大学生らと城南にある大学の学生たちが一勢力として結集し始め" た。 "京畿東部の組織的起源といえるのは1984年の城南市大学生連合会(城大連)だ。" 以後、城南市をベースに組織は進化を繰り返す。 著者は "一糸不乱な特有の集団文化は、長い時間の記憶が蓄積されて形成された" としつつ‘外大龍仁’のマイナー意識ではなく‘城南が持つ地域性’に注目した背景を説明する。

 ‘広州大団地の苦痛と抵抗’というこの地域性は、京畿東部連合の‘集団記憶’を他のいかなる組織より強固にさせた。 集団記憶は‘陣営論理’を倍加させた。 内部の異見は陣営の論理により結末を見ることになり、外部からの批判は意に介さなくなった。 これに伴い "内では批判なき時間が続き、外では覇権主義が日増しに強化された。" キム・キュナム記者 3strings@hani.co.kr

https://www.hani.co.kr/arti/culture/book/630476.html 韓国語原文入力:2014/03/30 20:02
訳J.S(822字)