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検察 ‘全教組 総捕り’ 捜査

登録:2008-12-23 16:27

原文入力:2008-12-22午後10:11:58
幹部3名逮捕・自宅5ヶ所押収捜索
ソウル支会長 全員 召還調査へ

コ・チェギュ記者 パク・ヒョンチョル記者

教育長選挙資金 ‘無理な狙い打ち捜査’ 論議深化

検察がチュ・ギョンボク(58)前ソウル市教育長候補の選挙資金捜査と関連して、22日全国教職員労働組合ソウル支部のソン・ウォンジェ支部長など幹部3人を逮捕し、ソウル支部幹部宅5ヶ所を押収捜索した。検察はまた全教組ソウル支部の25ヶ支会支会長を全員召還調査すると明らかにした。全教組を狙った波状的強制捜査が‘狙い打ち捜査’ ‘総捕り捜査’だという論議を呼んでいる。

ソウル中央地検公安1部(部長コン・サンフン)はこの日午前7時30分頃、ソン支部長とイ・ソンデ副支部長,キム・ジンチョル政策室長など3人の家に捜査官を送り逮捕し、これらを含めてイ・ウルジェ組織局長とキム・ミンソク事務局長などの自宅計5ヶ所を押収捜索しコンピュータと通帳を押収した。検察関係者は「ソン支部長などが度重なる召還調査要請に応じず強制捜査をすることになった」と説明した。

この日の逮捕と押収捜索は最近全教組側に集中している強制捜査の延長線上にあり全教組などから過度な捜査権行使という批判を買っている。検察は去る11日、全教組ソウル支部事務室と5ヶ支会事務室を同時に押収捜索した。19日にはソウル支部が開設したオンライン カフェを管理する進歩ネットワーク事務室とサーバー業者も押収捜索した。全教組関係者は「すでに個人電子メールを検索し事務室まで押収捜索して資料を確保したのに召還に応じた幹部宅まで押収捜索したのは捜査権の乱用だ」と批判した。

検察はコン・ジョンテク(74)ソウル市教育長に対する捜査では、当初「押収捜索する根拠が足りない」として難色を見せたが、公平性論議が提起された後の去る15日コン教育長に5億ウォンを貸したC学院チェ・某院長の事務室と選挙コンサルティング業者を押収捜索した。

ソウル中央地裁が去る18日明らかにしたイ・ウルジェ局長の拘束令状棄却理由を見ても捜査権行使が行き過ぎているという指摘が出されている。裁判所は「政治資金法適用可否に関し法理上争いの余地がある」という理由などで令状を棄却した。中央選挙管理委員会は去る7月「教育長選挙費用は政治資金法が規定する政治資金に該当しないので選挙費用の寄付受けても政治資金法に違反しない」という担当責任解釈を下したことがある。全教組関係者は「選管委の担当責任解釈まで得たうえで個人が貸してくれたお金を集めてチュ候補に渡したことを今になって問題にしている」と反発した。

だが検察は全教組が公務員である教師などを相手に組織的に選挙資金を募金したり公金を支援したことは国家公務員法などに反していると判断し捜査を拡大すると明らかにし論議がより一層大きくなる展望だ。

一方、検察はこの日午後、コン教育長を去る17日に続き再度呼び選挙資金として借りたという18億ウォンの代価性可否と夫人の知人口座に入った3億~4億ウォンが選挙資金として使われたかなどを調査した。 コ・ジェギュ,パク・ヒョンチョル記者 unju@hani.co.kr

https://www.hani.co.kr/arti/society/schooling/329133.html

原文: 訳J.S