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準備された質問に準備された答え…‘決着討論’ホント?

登録:2014-03-20 21:29 修正:2014-03-20 21:38
朴槿恵(パク・クネ)大統領が20日午後、大統領府迎賓館で160人余りの民間・政府要人が参加した中で開かれた‘規制改革長官会議 兼 民官合同規制改革点検会議’で発言している。 大統領府カメラマン団

 20日、大統領府迎賓館で開かれた‘規制改革点検会議’は終了時間を定めない‘決着討論’を予告して、熾烈な論争が予告されていた。

 実際に会議は予定時間を3時間も過ぎて夜遅くまで進行されたが、熱を帯びた討論というよりは演出された報告に近かった。 民間参席者はほとんどがあらかじめ書いてきた原稿を読むことで自身の意見を明らかにしたし、主務長官たちは質問をすでに知っていたように準備してきたように答えた。 朴槿恵(パク・クネ)大統領が中間中間で議論に参加して、公務員を叱責する時だけ緊張感が漲った。 ‘chis***'というニックネームのネチズンは "今、この放送のどの部分が討論なんでしょう?" という反応を見せもした。

 この日、全体参席者160余人の内、民間分野からの参席者数は59人だった。 当初12人が参加する予定だったが、朴大統領が準備過程で「企業の数も大幅に増やし、時間も制約なしで話を聴くのが良いだろう」と指示し、大幅に増えたわけだ。

20日午後、大統領府迎賓館で開かれた‘民官合同規制改革点検会議’で参席者が規制改革と関連した朴槿恵大統領の発言を聞いている。 大統領府カメラマン団

 この間、大統領主催会議には大企業の会長らが主に参加したのとは異なり、今回は中堅・中小・ベンチャー企業の代表が多数参加した。 チャン・ヒョンソン自動車チューニング協会会長、ペ・ヨンギ トゥリウォンFnF社長、ユン・ジェジュン JKフィルム監督などが代表的だ。特に自営業者代表として出てきたキム・ミジョン チョンスウォン豚カルビ社長は外国人労働者を採用する過程での重複行政問題について "身が震える" といいながらも、きちんと発言して目を引いた。

 学校保健法のために学校付近へのホテル建設が難しいというイ・ジチュン漢城(ハンソン)投資開発専務の指摘に、主務部署である文化体育観光部のユ・ジンリョン長官は 「私どもも困っている。 中央政府で規制を解いても中間段階で縛られていて、とても難しい。 努力する」と答えた。 民間合同規制改善の具体的方法を尋ねる朴大統領の質問に対して、チェ・ウヒョク民官合同規制改善戦略チーム長は「全く準備できなかったが質問されて相当に慌てた」と話しもした。

 スコット・ワイトマン駐韓英国大使は英国の規制改革の成功事例を話し、市民団体と言論界従事者、地方自治体の現場公務員も討論者として立った。 政府からはチョン・ホンウォン国務総理をはじめとする各部署長官が出席し、大統領府の高位要人も大挙出動した。

 この日の会議は規制を受けている現場の声を聴く最初のセッションと規制改革の方法を研究する二番目のセッションに分けて進行された。 KTVが会議全体を生中継し、<韓国放送>(KBS)・<文化放送>(MBC)・<SBS>等、地上波3社と総合編成チャンネルなども会議を生放送した。

 全国言論労組韓国放送本部(新労組)はこの日、社屋ロビーで手立て札デモを行い、「中継放送は国際・国家次元の行事などに限定するべきだ、大統領府の会議を中継した前例はない。国営または官営に転落した象徴的な事件」と批判した。 文化放送労組関係者も「政権の顔色を見た措置ではないかと疑われる」と話した。

チェ・ヒョンジュン記者 haojune@hani.co.kr

https://www.hani.co.kr/arti/politics/politics_general/629164.html 韓国語原文入力:2014/03/20 20:59
訳J.S(1680字)