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‘ダイナマイト時計’、ささっと爆破させてしまうこともできなくて…

登録:2014-03-18 22:28
ダイナマイト時計. インターネット画面キャプチャー

警察 "処罰や流通を阻む法的根拠がなくて…" 頭痛の種

動員された軍人と警察などを合わせれば166人にもなった。 "爆発物と疑われるカバンがある" という申告が入ってきた直後、17日ソウル地下鉄盆唐(プンダン)線、江南(カンナム)区庁駅では大騒動が起きた。 さらには地下鉄も停まらずに通過した。 2時間半余りの大騒ぎを行った後、カバンから捜し出したのは洋服類だけだった。

 誤認申告は結局ハプニングで幕を下ろしたが、最近警察は相次ぐ爆発物の疑い申告に頭を痛めている。 主犯はオンライン市場で簡単に手に入れられる‘ダイナマイト’時計や手榴弾型の工具セットだ。 特にダイナマイト時計は昨年から何度も誤認申告の主人公だった。 ‘会社員退勤お知らせ用’であるこの時計は‘定時退勤させてくれなければ爆発するかもしれない’という笑い話を込めた3万~5万ウォンのアイディア商品だ。 電子時計と各種電線が絡まっていて、一見爆発物に見える。

 去る12日、京畿道(キョンギド)安山市(アンサンシ)の住宅街に警察と消防署員が出動した時もこの時計を爆発物と誤認した申告であった。 去る1月、ソウル恩平区(ウンピョング)の住宅街でも、警察はダイナマイト時計のせいで目いっぱい緊張した。 昨年8月、地下鉄7号線中和(チュンファ)駅に警察特攻隊など50人余りが出動して捜し出したのもこのダイナマイト時計であった。

 手榴弾工具セットなど各種爆発物形のデザイン商品も誤認申告の原因だが、流通を阻む法的根拠はない。 警察関係者は 「誤認申告であることが明らかになっても、確認されるまでは万が一の事態に備えて警察特攻隊と警察官など数十人が出動しなければならず、わざと混乱させるために設置したのでなければ処罰することもできない」 と話した。

パク・スンホン記者 abcd@hani.co.kr

https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/628756.html 韓国語原文入力:2014/03/18 17:57
訳J.S(960字)