本文に移動
全体  > 文化

“朴正熙もみた正祖御札 価値を認めてくれた人はいなかった”

登録:2009-05-15 10:44

原文入力:2009-05-14午後06:47:53
アン・デヒ教授, 秘話公開
所蔵者が借金のカタで入手

ノ・ヒョンソク記者

←1797年4月11日,正祖が沈煥之に送った密書(御札). 僻派勢力が弱まるのではないかと憂慮を伝達した。手紙の終わりの部分に ‘뒤죽박죽(ごちゃまぜ)’ というハングルを使った点が異彩を放つ。 (聯合ニュース)

「朝鮮 正祖の御札(密書・写真)は30余年前から機関,研究者たちに根気強く公開されたきた史料だ。はなはだしきは1970年代に朴正熙前大統領も御札を見た。ただし価値を調べてみた人がいなかっただけだ。」去る2月公開され学界に大きな波紋を起こした正祖御札の所蔵・発掘経緯に絡む秘話が公表された。御札の入手と分析を主導した学術団体 ‘文献と解釈’ のメンバーであるアン・デヒ成均館大教授,キム・ムンシク檀国大教授らは14日<ハンギョレ>に「現在の御札所蔵者は30余年前に元来御札を保管してきた沈煥之の子孫一族から債務を清算する条件で御札を入手したと理解している」と明らかにした。

これらはまた「2007年に所蔵者の盆唐の自宅で初めて御札を見た後、宝物級以上の史料であることを直感した」として「2年余り前からソウル大朝鮮王文書保管庫,京畿道博物館,華城博物館などを回り翻訳・分析のために数千万ウォン台の研究支援を要請したがすべて断られ、結局成均館大の支援で公開することができた」と話した。

アン教授はまた季刊<歴史批評>夏号に載せた文で、御札所蔵者が一部を朴正熙前大統領に見せたという事実も公開した。アン教授は「所蔵家が1970年代に著名歴史学者の斡旋で朴大統領に会う時、御札帖から1,2通の手紙をはがして見せてくれたと聞いた」として「だが朴大統領がこの手紙に対してどんな話をしたかは分からない」と明らかにした。

ノ・ヒョンソク記者nuge@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/culture/culture_general/354944.html 訳J.S