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土木工事 ‘雇用効果’ 政府主張と‘違う状況’

登録:2009-05-15 10:18

原文入力:2009-05-14午後06:50:24
建設扶養にお金注ぎ込んだが失業者3ケ月継続急増
‘就業誘発計数’どおりならば29万の働き口創出されたはず

チョン・ナムグ記者,ホ・ジョンシク記者

←建設業就業者増減

政府が昨年に比べ社会基盤施設(SOC)支出を途方もなく増やしたが、建設業部門の雇用はますます萎縮している。土木工事中心の財政支出が政府が強調したほどには雇用改善効果がないということではないかという指摘が出ている。

14日統計庁の ‘雇用動向’ 資料によれば、4月建設業就業者数は177万3千人で昨年同月より12万8千人減っている。去る3月の7万1千人より減少幅が大きく増えたのだ。前年同月対比建設業就業者減少率は去る2月1%から3月3.9%に、4月には6.7%になるなど継続拡大している。

政府は社会基盤施設拡大を通した建設景気扶養が働き口創出に多いに役に立つとし、今年に入りこの部門に対する財政支出を大きく膨らませた経緯がある。本予算だけで社会基盤施設予算を昨年に比べ26%も増額した。財政執行も操り上げてきた。予算と基金,公企業で社会基盤施設事業に投じた金額は4月までで19兆9千億ウォンで、当初計画(13兆9千億ウォン)より43.1%をさらに支出したと政府は明らかにした。

こういう攻撃的財政支出で建設業業界状況は多少改善されている。1分期建設既成額は昨年同期より5.2%増えた。主に公共部門が発注した土木工事実績が27.7%も増加したおかげだ。建築部門は6.6%減少した。そうした中で建設業雇用減少幅がむしろ大きくなったのは土木工事の雇用創出効果に疑問を持たせることになる。

名前を明らかにすることを敬遠したある大型建設業者関係者は「お金をかければ人を使う仕事は増えるが、建設部門も昔とは違って人よりは装備が大きな役割をするので、働き口が一気に増えたりそのような所はあまりない」として「特に建築工事は人を多く使うが、土木工事は装備が仕事をたくさんする」と話した。国土海洋部のある幹部も「道路開設,港湾,河川整備,鉄道建設などの土木事業は事業初期に建設機械使用が建築より多い」としながら「アパート,商店街,マンションなど民間部門建築が活性化しなければ雇用創出効果が半減する」と話した。

政府は今年の社会基盤施設予算を大きく膨らませる側に予算案を編成し、土木工事の就職誘発計数(最終需要が10億ウォン増える時、該当産業を含むすべての産業で直間接的にできる被傭用者数)が14.8として多くの働き口を作り出すと強調した。政府の説明どおりならば、4月までに投じた19兆9千億ウォンの社会基盤施設財政支出で創出される働き口は29万4千ヶ余りという計算が出てくる。だが政府も当分は建設業雇用が継続して減少すると見通している。企画財政部は13日発表した雇用動向分析資料で「公共部門土木は増加したが民間部門建築が相変らず低調であり、建設業就業者の減少は継続するだろう」と明らかにした。

チョン・ナムグ,ホ・ジョンシク記者jeje@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/economy/economy_general/354948.html 訳J.S