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北 再びミサイル発射…

登録:2014-03-03 22:44 修正:2014-03-04 04:10

 北韓が3日、再び短距離弾道ミサイル2発を東海に向けて発射した。 先月27日の発射に続くものであり、追加発射の有無とその意図が注目されている。 政府は国連安全保障理事会決議違反とし、安保理提訴など対応策の用意に腐心している。

 キム・ミンソク国防部スポークスマンは定例ブリーフィングで 「北韓が午前6時19分に江原道(カンウォンド)元山一帯から北東方向の公海上に短距離弾道ミサイルと推定される発射体2発を発射し、射距離は500km余りであった」と話した。 軍関係者は 「弾道ミサイルの落下軌跡を分析した結果、日本の防空識別区域内の海上に落ちたことが分かった」と話した。 キム スポークスマンは「事前警報をせずにミサイルを撃ったことは、国際航行秩序と民間人の安全に甚大な威嚇を与える挑発行為」と批判した。

 軍はミサイルの飛行距離を考慮する時、射距離500km以上の‘スカッドC’または、射距離700km以上の‘スカッドD’改良型である‘スカッドER’と推定した。北韓は先月27日にも東海上にスカッド ミサイル4発を発射し、それに先立って21日には‘KN-09’と呼ばれる新型ロケット砲4発を同じ方向に発射した。

 国防部は今回の発射が北韓のすべての弾道ミサイル発射を禁止した国連安保理決議違反と見ている。 キム スポークスマンは 「弾道ミサイル技術を利用した発射行為は、国連安保理決議違反範疇に入る」と話した。 彼は「ミサイル技術統制体制(MTCR)基準から見ても射距離300kmを越えるミサイルは輸出できないようになっているなど、統制が厳格だ。 特に今回(ミサイル輸出経歴のある北韓が)発射したのは500kmを超えるので問題」と話した。

 政府は対北韓追加制裁を国連に要求するかを検討中だ。 政府当局者は「国連安保理で射距離1000km以内の短距離ミサイルに対する制裁問題を議論した前例は殆どないと承知している」として「発射の背景と挑発の深刻性などを総合的に検討し、制裁要請を含む対応方案を用意する」と話した。

ハ・オヨン記者 haha@hani.co.kr

https://www.hani.co.kr/arti/politics/politics_general/626665.html 韓国語原文入力:2014/03/03 21:42
訳J.S(1053字)

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