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「雪かきシャベル 品切れ 地団駄」 …江原道(カンウォンド)今度は‘除雪戦争’

登録:2014-02-11 21:02 修正:2014-09-05 17:25
江原道(カンウォンド)東海岸地域に去る6日から大雪が降り、学校166校が休校し、道路も所々で統制された。 気象庁は6日から11日午前8時までに陳富嶺(チンブリョン)120.0㎝、江陵(カンヌン)107.5㎝、東海85.0㎝、束草(ソクチョ)76.4㎝、大関嶺(テグァルリョン)66.5㎝の雪が降ったと明らかにした。 弥矢嶺(ミシリョン)の累積積雪量は観測限界である2mを越えたことが分かった。 2014.2.11./ニューシス

 11日午後に入り江原道(カンウォンド)東海岸地域に6日間続いた大雪が止む中で、‘雪爆弾’に襲われた江原東海岸一帯が今度は除雪装備と人材・予算確保のための戦争をしている。

 気象庁は11日午後2時現在、陳富嶺(チンブリョン)116.0㎝、江陵(カンヌン)95.0㎝、北江陵(カンヌン)94.5㎝、束草(ソクチョ)83.3㎝、大関嶺(テグァルリョン)64.0㎝、蔚山(ウルサン)6.0㎝などの雪が降ったと明らかにした。 気象庁は「江原山間部を中心に‘寒波特報’が発令され気温が下がり寒い。この日深夜12時までに嶺東(ヨンドン)地域に2~7㎝程度の雪がさらに降った後に終わる」と明らかにした。

 雪が小康状態を見せるや除雪作業が本格的に始まった。 江陵市(カンヌンシ)900人と三陟市(サムチョクシ)400人など、大雪被害地域の公務員2,280人余が除雪作業に乗り出した。 公務員だけでなく江原道を担当している陸軍1軍司令部も嶺西(ヨンソ)地域に勤めている将兵2,700人を大雪地域に緊急投入した。 江原地方警察庁も6個中隊450人が除雪作業に出動する計画だ。

 ソウルと仁川(インチョン)など、他地域地方自治体の応援も続いている。 ソウル市はこの日、チェ・ムンスン江原知事に電話をかけ、ダンプトラック12台とブロワー6台など重機18台と緊急復旧費3億ウォン、人員27人などを支援すると明らかにした。 仁川市もダンプトラック3台と除雪機3台などの重機を含め人員47人を支援することにした。

 だが、6日間に1mを越える雪爆弾が降り注いだ中で、寒波注意報まで発効され雪が凍結し除雪作業は困難を極めている。 装備と予算が不足していることも大きい。 この間続いた大雪で東海岸ではダンプトラックと雪かきシャベルなどの除雪装備が品切れになっている。

 チョ・クムヒョン江陵(カンヌン)鏡浦(キョンポ)町役場主務官は「ダンプトラックなど除雪装備を求めるのが‘至難のわざ’だ。 皆で装備を探しているが、金はあっても装備の確保が難かしい」と訴えた。 シム・ジンスク江原東海市(トンヘシ)北三洞(プクサムドン)住民センター主務官も「ボランティアメンバーが来ても、雪かきシャベルが品切れになっていて地団駄を踏んでいたが、今日市から装備の補充を受けた。 今日雪が止むというが、週内に再び雪が降るという予報もあって、緊張している」と話した。

 江原道と各市郡が持っている除雪装備は計894台だ。 だが、今回降った雪を適時に片づけるためには更に270台余の装備が必要と把握されている。 除雪予算の不足も大きな問題だ。 江原道と各市・郡が確保した予算は68億4600万ウォンだ。

 だが、去る6日からの大雪で、既に51億5100万ウォンを使った。 だが、今回降った雪を片づけるには209億ウォン以上が必要と集計されている。 江原道は予備費10億ウォンを緊急支援し、不足した予算は政府に特別交付税支援を要請した。

春川(チュンチョン)/パク・スヒョク記者 psh@hani.co.kr

https://www.hani.co.kr/arti/society/area/623590.html 韓国語原文入力:2014/02/11 16:26
訳J.S(1704字)