北韓が9月の仁川(インチョン)アジア競技大会に選手団を送る意を初めて明らかにした。 北韓に3年にわたり抑留されている韓国系米国人ケネス ペ(韓国名ペ・ジュノ)氏の記者会見もこの日開かれ、北韓が南北関係改善のために‘先制措置’に乗り出したのかが注目される。
北韓の<朝鮮中央通信>は20日 "9月19日から10月4日まで開催される2014年アジア競技大会サッカー競技に男女サッカーチームが揃って参加する" と明らかにした。 北韓が男女サッカーチームを仁川アジア競技大会に送る場合、他の種目にも参加する可能性が高く見える。 北韓チームの参加はわが国政府も願うことなので、実現には大きな問題はないと予想される。
仁川アジア競技大会組織委員会関係者は「北韓の参加を何度も要請したが、公式な返事はまだ受けていなかった。 北韓が参加するならばアジアの平和とスポーツ祭典に多いに役立つだろう」と話した。 大会参加人員申請の締め切りは6月20日だ。
一方、北韓はこの日、反共和国行為の疑いで2012年末から抑留されているケネス ペ氏の記者会見を平壌(ピョンヤン)のある病院で開いたと中国の<新華社通信>が報道した。 ペ氏は 「私は朝鮮に対して厳重な罪を犯したが、同時に海外同胞」だとして「米国政府が北韓政府と密接に協力し早期に釈放されることを希望する」と話した。
チェ・ヒョンジュン、イ・チュンシン記者 haojune@hani.co.kr