原文入力:2009-05-11午後07:29:38
ネイバーデジタル ニュース アーカイブ
過去の新聞紙面・記事検索 提供
広告・漫評など世相ひと目で
ク・ポングォン記者
←デジタルニュース アーカイブで見た1980年5月19日新聞. 下の写真は当時の京郷新聞1面.
ネイバーが先月30日お目見え ‘過去記事検索サービス’ (デジタル ニュース アーカイブ)が話題だ。ネイバーは報道機関の資料室と大学図書館の書庫にホコリをかぶったまま研究者だけが接近できた昔の新聞をデジタル情報に変え一般にサービスし始めた。
<京郷新聞> <東亜日報> <毎日経済>等3媒体との提携を通じて1920年から1999年まで80年間の過去記事を提供するサービスだが、ネイバーは試験サービスとして1976年から1985年までの10年分3ヶ新聞の記事を先にお披露目した。
試験サービスだが品質は ‘世界最高’ 水準だ。いち早く<ニューヨークタイムズ>等の外国新聞社は100年前の新聞をPDFに変換しインターネットだけでなく電子書籍などで提供するサービスを行っているが、不便さが目立った。ネイバーの過去記事サービスは3ヶ媒体を統合・比較検索でき解像度が高いという長所もあり、何よりも詳細検索機能が卓越している。過去の新聞を紙面そのままイメージ形態で見られるところに新聞全体がデジタル情報に変わったおかげですべての語彙を多様に検索することができる。いくつかのキーワードを検索してみたがまさにその効用が明らかだ。
#1.‘노무현’(盧武鉉)を検索したところ、1977年9月6日付人事欄に大田地方裁判所判事として新規任用された事実が出てきた。二番目は1982年6月14日釜山米国文化院放火事件の弁護人として‘盧武鉉’が検索された。
#2.‘개인용 컴퓨터’(個人用コンピュータ)という単語は1979年5月30日<東亜日報> ‘一言 海外経済’コーナーに ‘パーソナルコンピュータ’ として初めて登場する。米国ハドソン研究所が1980年代の成長産業として予測しているという記事だ。1981年1月1日<毎日経済>は ‘個人用コンピュータ’ という単語を初めて使った。1981年2月16日三宝電子が国内で初めて個人用コンピュータを開発したという報道が続く。
#3.‘양심수’(良心囚)は1977年1月12日、国際人権連盟がその年を ‘良心囚の年’ に決めたという報道で初めて登場し、国内では1979年12月8日イ・ヒホ氏などが活動した ‘良心囚家族協議会’ という団体名として初めて現れる。
過去記事検索サービスは韓国現代史に特定の人物や事件・語彙がどんな脈絡で初めて登場し、どんな頻度で使われたかをまさに確認できるデジタル時代が与えうる魅力的な道具だ。ネイバーは1面トップ記事などのように紙面情報とともに記事・広告・小説など新聞を構成する17ヶ要素を属性別に抜き取り分類することによって、記事の他にも広告や漫評など望む形態の情報だけを別に検索してみられるようにした。‘広告’ 領域を選択し ‘現代自動車’ を検索すれば、現代自動車が新聞にどのような広告をしてきたのか、時代別変遷史をひと目で見られる。歴史学・社会科学研究者にはほとんど ‘魔法の道具’ として活用することができる。
ホン・ウンテクNHNメディア・編集グループ長は「新聞は時代的価値を反映する社会の縮小版で、歴史資料として価値ある情報」として「今後、統合検索にも過去記事露出を検討する」と明らかにした。
ク・ポングォン記者starry9@hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/science/internet/354323.html 訳J.S