原文入力:2009-05-07午後08:54:20
韓国現代史扱ったブラックコメディ ‘チャンポン’
チョン・サンヨン記者
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「5・18抗争をコミカルさと感動で見せました。」 「劇の序盤、舞台に出て行ってジャージャー麺をおいしく食べたその男性観客は劇後半になると私の後で泣いて塩辛くて大騷ぎだった。」
「5月を、あなた達を忘れていて、覚えてなくてごめんなさい。」
先月23日からソウル,大学路トゥレホール1館で公演中の劇団山の演劇<チャンポン>を見た観客たちの後記集だ。この作品は「5・18がチャンポン一杯のために起きた」という奇想天外な発想で韓国現代史の傷に触れる。
1980年5月、中華料理屋春来苑で素朴な夢を見ながら暮らす小市民たちが意外なことから5・18抗争にまきこまれ犠牲になるという話をブラックコメディ形式で描いた。あらゆる苦労の末に中華料理店を開き幸せな家庭を夢見る‘シン・チャンノ’と足を引きずる障害者の妹‘シン・ジナ’,孤児出身の出前 ‘ペク・マンシク’,シン・チャンノが愛する喫茶店従業員の‘オ・ミラン’が ‘チャンポン一杯のために’ 5・18の荒波の中にまきこまれてゆく過程を見せる。85分間、客席の笑いが絶えないが劇の後半になると、あちこちですすり泣く声が公演会場を埋める。ユン・ヨンゴル,キム・ウォンヘ(シン・チャンノ役),チャン・ジェクォン,ホ・ドンウォン(ペク・マンシク),カン・スヨン(オ・ミラン),チェ・ソンファ(シン・ジナ),イ・ゴンヨン,イム・ジンウン,ソン・ユンソン,クォン・ギョムミン(マルチ役)等、若い俳優たちの熱演が観客を笑わせ泣かせる。
2004年劇団代表ユン・ジョンファン氏の脚本と演出で初演された<チャンポン>は去る4年間着実に公演され続け ‘チャンポン マニア’ を形成してもいる。一方、劇団側は公演直前に観客の中から2人を選びチャンポンとジャージャー麺を1980年代価格の250~300ウォンで舞台で試食させるイベントを行っている。誕生日が5月18日の人は全席1万ウォンで前売りすることもできる。 6月28日まで. (02)741-0518.
チョン・サンヨン記者chung@hani.co.kr,写真 劇団 山提供
原文: https://www.hani.co.kr/arti/culture/culture_general/353788.html 訳J.S