原文入力:2009-05-04午後08:14:15
ソマリア海域で ‘追われる北船舶’ 救助
イ・ジェフン記者
←イエメン,アデン港南側37km地点で海賊に追われた北韓貨物船 ‘タバクソル’ 号の救助要請を受けた清海部隊リンス(LYNX)ヘリコプターが海賊船周辺を威嚇飛行する間、ヘリコプター狙撃手たちが警告射撃態勢を取っている。(写真上)海賊船の逃走で安全を確認したタバクソル号船員たちがリンス ヘリコプターに向かい手を振り感謝の気持ちを表わしている。(写真下)右上の小さい写真は海賊船。海賊らがリンス ヘリコプターの威嚇飛行におじけづき隠れたためか誰も眼に触れない。合同参謀本部提供
ソマリア近隣海域で韓国船舶護送任務を遂行している清海部隊が4日、海賊に追われた北韓貨物船を救助した。
鉄鋼を載せた北韓貨物船 ‘タバクソル’ 号(6399t)がイエメン,アデン港南側37km海上で ‘海賊に追われている’ として、緊急救助要請をしてきた時刻はこの日午前11時40分(韓国時刻)。清海部隊の文武大王艦(4500t級駆逐艦)はこれを国際商船共通網を通じて受け付け、10分余り後の11時50分にリンス(LYNX)ヘリコプターを現場に急派した。リンス ヘリコプターが96km飛行し現場に到着した昼12時20分頃、海賊船とタバクソロの距離はわずか3km。リンス ヘリコプターが海賊を遮断しようと威嚇飛行を行い、ヘリコプターの狙撃手が警告射撃態勢を取り10分後に海賊船は逃げた。
清海部隊(以下 清)とタバクソロ(以下 タ)の交信が続いた。
清:“こちらは大韓民国海軍です。貴船が安全になるまで継続待機しています。”
タ:“はい、ありがとうございます。航路期間中継続(交信を)維持します。”
清:”一時間ほど航海すれば大丈夫です。”
タ:“ありがとうございます。よろしく守って下さい。”
状況は50分で終了し、リンス ヘリコプターは昼1時30分に文武大王艦に復帰した。エジプトを出発しインド方面に向かったタバクソル号も鉄鋼を載せて予定された航海を継続できるようになった。
合同参謀本部は「国連海洋法によれば拉致危機に瀕した船舶は、国籍を問わず人道主義的次元で支援するようになっている」として「今回のことは大韓民国が北韓商船を海賊から保護した初めての事例」と明らかにした。
先月16日からソマリア近隣海域で韓国船舶保護に出動した清海部隊,文武大王艦は任務遂行2日目の先月17日、海賊に追われたデンマーク船籍の商船 ‘ピューマ’(2120t)を救助した経緯がある。
イ・ジェフン記者nomad@hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/politics/defense/353219.html 訳J.S