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審判論かかげ ‘30~40代 野党票’ 帰還

登録:2009-05-01 07:46

原文入力:2009-05-01午前03:36:15
[4・29補欠選後暴風] 首都圏 民心 変化分析

パク・チャンシク記者,キム・ジンス記者

←チョン・セギュン民主党代表(中央)が30日午前、国会民主党代表室で開かれた当選者歓迎式でホン・ヨンピョ富平乙当選者(左側)とキム・ユンシク始興市長当選者(右側)に花束を渡し明るく笑っている。 キム・ジンス記者jsk@hani.co.kr

首都圏選挙地形変化の可能性が関心を集めている。去る4月9日京畿道教育長選挙で反イ・ミョンバク単一候補が勝利したのに続き、民主党が29日の首都圏再選挙で大型勝利を得たからだ。

投票率高年齢・保守層↓野党支持者↑
景気不振でMB政府牽制論拡散のせい

29日の再補欠選挙では野党関係者たちもそこまでは予想できなかった新しい現象が現れた。例えば、民主党が富平乙選挙区について28日実施した最終世論調査では、ホン・ヨンピョ候補42.3%,イ・ジェフン候補38.1%で単純支持度で誤差範囲以内の混戦状況だったという。しかし実際状況でホン候補はすべての開票箱で先んじた末に10%ポイント以上の差をつけて楽勝した。始興市長選挙の場合は、民主党の去る25日付最終調査でキム・ユンシク候補がハンナラ党候補に単純支持度で0.6%上回ったものの、年齢別投票率を考慮した判別分析では4.9%遅れをとっていたという。実際の開票結果ではキム・ユンシク候補が当選した。

これに対してユン・ホジュン民主党戦略企画委員長は「高年齢層など保守政党支持層は投票率が高い反面、民主党支持層は投票率が低かった過去の判別公式が崩れた」として「特に以前に改革性向政党を支持していたが背を向けた30~40代の階層が戻ってくる流れが広範囲に発見される」と話した。

30~40代の野党支持者の‘帰還’の流れは、イ・ミョンバク政府になって経済状況が悪化した中で牽制必要性に対する共感が広くなった結果と分析される。民主党ぺク・ウォンウ議員(始興甲)は「始興市長選挙が地方の働き手を選ぶ選挙という制約点にもかかわらず、主なスローガンとしてイ・ミョンバク政府審判を叫びそれが功を奏した」と話した。富平乙では朝9時以前と夕方6~8時に投票率が上がったが、これは30~40代会社員が大挙投票に参加した結果と解説される。始興市長選挙では40代自営業者と女性の投票参加が眼についた。これらもやはり、経済危機で最初に打撃を受ける階層に挙げられる。

事実、4.9京畿道教育長選挙でキム・サンゴン候補が当選したことについては解釈に論議があった。あまりにも投票率が低かった上に、保守指向候補の乱立にともなう一時的現象ではないのかという反論が存在した。

←富平乙の最近選挙1,2位得票・始興の最近選挙1・2位得票

しかし、今回の4.29選挙では保守政党支持者の ‘弛緩’ と野党支持者の結集の流れが更に明確になったという見解が出てきている。政治コンサルティング会社のミン企画パク・ソンミン代表は「新しい政治国民会議の支持者たちが1997年大統領選挙以前まで高い投票率を見せ、しばらく弛緩期を経て最近また結集している反面、ハンナラ党支持者らが高い投票率を見せ弛緩期に入り込む流れが新しく現れている」として「昨年の18代総選挙がその分岐点」と話した。ユン・ホジュン委員長も「どんな質問項目について世論調査をしてみても、イ・ミョンバク政府に批判的な牽制論支持者が50%、政府に友好的な安定論者が30%と現れる50対30構図が持続している」として、10月補欠選、来年の地方選挙までこういう構図が持続する可能性を期待した。

しかし、与党からは反論が出てくる。ユン・サンヒョン ハンナラ党議員(仁川南区乙)は「巨大与党に対する牽制心理が再補欠選挙でよく作動したことは事実」としながら「特に富平乙の場合、ホン・ヨンピョ候補が長期間にわたって票を固めてきた点など、一回性要因が多いので構図変化にまで言及するのは早い」と話した。

パク・チャンシク選任記者cspcsp@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/politics/assembly/352720.html 訳J.S