配偶者に内緒で非常用資金を銀行に預けておきたいなら?
自分が指定した銀行支店以外では口座照会もできない秘密取り引きをしたいなら?
銀行取引におけるセキュリティーに対する関心が高まる中で‘秘密口座’サービスに関心を持つ顧客が増加している。 インターネット バンキングで保有口座を問い合わせる時、特定口座を隠すことができるかと思えば、顧客が指定する支店に訪ねて行ってこそ口座照会と出金が可能になるサービスもある。
ウリ銀行は個人金融取引情報の露出を防止するため、大きく分けて3段階の特化サービスを提供中だ。 先ず、保有口座の中でインターネットバンキング画面に出てくる口座と出てこない口座を区分し設定できる‘口座隠し’サービスがある。 例えば経理職員を置き、本人名義の口座を事業に利用している個人事業者が、個人的な口座を隠しておきたい時に利用すれば役に立つ。 インターネット バンキング・テレ バンキング・モバイル バンキングはもちろん、コールセンターを通した口座照会も防止できる‘セキュリティー口座サービス’も運営中だ。
より完ぺきに金融取引を隠したいなら‘シークレットバンキング サービス’も利用するに値する。 顧客が指定した支店で本人だけが銀行取引でき、該当支店の営業所が承認して初めて口座照会および引き出し、解約が可能だ。 このサービスは口座に残額が1000万ウォン以上ある貯蓄性預金、収益証券口座保有顧客などが利用可能だ。
KB国民銀行では‘電子金融取引制限口座’制度を運営中だ。 本人が申請すれば、インターネット バンキング、モバイル バンキングなどすべての電子金融取引を防げる。 支店訪問取引とATM機取引などでだけ可能だ。 現在2万人余りが利用中だ。 貸出口座は対象にならないが、マイナス通帳は可能だ。
大邱(テグ)銀行では去る4月‘DGBシークレット口座サービス’を始めた。 顧客が指定した支店に本人が行かなければならず、支店長の承認を経て初めて資金の引き出しが可能だ。 他の支店では口座照会さえも制限される。 新韓銀行とハナ銀行の同様なサービスも顧客の呼応が活発だ。
都市銀行のある関係者は「主に高額を預けておき、金融取引が知られることを敬遠するプライベート バンキング(PB)顧客の利用度が高く、オンライン取引セキュリティー問題に対する顧客の関心がますます高まる中でサービスの利用方法を問い合わせる顧客が増えている」と話した。
ソン・ギョンファ記者 freehwa@hani.co.kr