本文に移動

キム・ジョンハクPD 遺書で家族に "申し訳ない"

登録:2013-07-23 20:58 修正:2013-07-24 08:17
キム・ジョンハクPD

 90年代人気ドラマ<黎明の瞳>と<砂時計>等を演出したスタープロデューサー(PD)キム・ジョンハク(62・ソウル市、江南区(カンナムグ)ノンヒョン洞)氏が京畿道(キョンギド)城南市(ソンナムシ)盆唐区(ブンダング)のある考試テルで遺体で発見された。 キム氏はこの間ドラマ出演料未払い問題などで告訴され警察の捜査を受けていた。

 23日午前10時18分頃、城南市(ソンナムシ)盆唐区(ブンダング)野塔洞(ヤタブドン)○ビルディング5階の考試テルの部屋でキム氏がベッドに横たわり亡くなっているのを考試テル管理人イ・某(59)氏が発見し、警察に申告した。 イ氏は「二日間投宿すると話したキム氏が、出て行く時間が過ぎたのに人の気配がなく、ドアを開けて確認してみると亡くなっていた」と話した。

 キム氏が亡くなった部屋の浴室には燃え残った稲妻弾が発見され、ドアの隙間には全て青テープが貼られていた。 部屋で一緒に発見されたA4用紙4枚分の遺書には‘家族に申し訳ない’という内容が記されていたが、他の内容はなかったと警察は伝えた。

 警察関係者は「外部からの侵入の痕跡がなく、外傷も発見されなかった。 稲妻弾と遺書が発見された点などから自ら命を絶ったようだ。 検事の指揮を受けて遺体を遺族に引き渡す方針」と話した。

 キム氏は去る5月、SBSドラマ<神医>出演料未払いと関連して背任・横領・詐欺の疑いで告訴され、先月には2回にわたりソウル永登浦(ヨンドンポ)警察署で調査を受けた。 当時警察は中国に滞在中だったキム氏を召還して調査した後、出国禁止措置をした。

 昨年放映されたドラマ<神医>は放送が終わった時点を基準として、大部分の出演者らが出演料を受けとれずにいることが分かり、論議をかもした経緯がある。

 亡くなったキム氏は1981年MBCドラマ<捜査班長>でデビューして人気ドラマを演出した。 <砂時計>以後、製作者として過ごした彼は2007年<太王四神記>も演出した。

キム氏の葬儀室は盆唐車(チャ)病院に用意された。

城南/キム・キソン記者 player009@hani.co.kr

https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/596775.html 韓国語原文入力:2013/07/23 17:23
訳J.S(1081字)

関連記事