hankyoreh

3泊4日の日程で中国を国賓訪問した朴槿恵(パク・クネ)大統領が27日午後、北京人民大会堂で開かれる習近平中国共産党総書記兼国家主席との単独首脳会談および拡大首脳会談に先立ち開かれた公式歓迎式で手を振って挨拶している。 2013/6/27<大統領府カメラマン団>

　朴槿恵(パク・クネ)大統領と習近平中国国家主席が27日午後、中国北京人民大会堂で韓-中首脳会談を開いて、‘韓半島非核化共助方案’と‘戦略的協力パートナー関係充実方案’等を含む韓・中未来ビジョン共同声明を発表した。

　両国首脳は共同声明で「両国は韓半島非核化実現および韓半島の平和と安定維持が共同利益に符合することを確認し、そのために共に努力していくことにした。 両者は国連安保理決議および9・19共同声明を含む国際義務と約束が誠実に履行されなければならないということで認識を共にした」と明らかにした。 朴大統領は首脳会談後に開いた共同記者会見で 「両首脳はいかなる状況でも北韓の核保有は容認できないということで認識を共にした」と明らかにしたが、共同声明にはこのような具体的な文面は入れられなかった。 その代わり北韓が保有するすべての核兵器の破棄と核拡散禁止条約(NPT)および国際原子力機構(IAEA)への復帰を内容とする9・19共同声明の履行を強調することによって北韓の核放棄を圧迫し6者会談復帰を促した。 習近平主席も記者会見で「機会をつかんで共に努力し、短い期間内に6者会談が再開されるよう願う」と話した。

　北核問題の他に両国首脳は戦略的協力パートナー関係の充実のために両国指導者間の緊密な相互訪問と会談、特使派遣を維持し、韓国大統領府国家安保室長と中国の外交担当国務委員間の対話体制を構築することに合意した。 停滞状態にある韓-中自由貿易協定(FTA)に対しても‘高水準の包括的な協定締結を目標にする’という点を確認した。

　両首脳は首脳会談以後、別途の条約署名式を用意して‘両国外交官査証免除協定’をはじめ‘海洋科学技術協力に関する了解覚書(MOU)’、‘経済通商協力水準の向上に関する了解覚書’等、協定1件と了解覚書7件にそれぞれ署名した。 北京/ソク・ジンファン記者 soulfat＠hani.co.kr