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‘陳述’ 通じるか ひっくり返るか…検-盧 ‘崖っぷち勝負’ 予告

登録:2009-04-27 10:03

原文入力:2009-04-27午前09:04:33
検察 “確保した陳述で圧迫 事実関係確定する”
チョン・サンムン調査30日 一段落…パク・ヨンチャ対面調査 検討も
盧前大統領, 検察論理に反論 ‘法廷攻防’ 熾烈になる模様

キム・ナムイル記者

“(盧武鉉前大統領は)被疑者身分か?”(記者) “そうだ。”(ホン・マンピョ大検察庁捜査企画官)
盧前大統領が30日午後1時30分からソウル,瑞草洞の大検察庁庁舎11階に用意された特別調査室で調査を受ける。被疑者身分だ。ホン企画官は召還日が確定した26日午後、記者ブリーフィングで盧前大統領を‘被疑者’と呼んだ。前職大統領の‘身分’に対して明確な答を避けてきたこれまでとは違い、取材陣の質問に躊躇なく出てきた答だった。

パク・ヨンチャ テグァン実業会長が盧前大統領側に提供した600万ドルとチョン・サンムン前大統領府総務秘書官が横領した大統領特殊活動費12億5千万ウォンの最終終着地を盧前大統領と見ているという検察の判断を‘法的に可能な範囲’で最も強く明らかに表現したのだ。

最高検察庁関係者は今回の調査で「捜査チームは ‘盧前大統領は否認するだろうが検察が確保したパク会長とチョン前秘書官の陳述はこうだ。これを説明してくれ’ という方式で圧迫し事実関係を確定するだろう」と話した。盧前大統領の陳述と検察が確保した物証との矛盾を明らかにするということだ。

このために捜査チームは盧前大統領を呼ぶのに先立ち、チョン前秘書官を集中調査する方針だ。ホン企画官は「(30日頃には)チョン前秘書官調査が一段落すると見て、その時を(盧前大統領召還調査日として)決めた」として、自信を表わしもした。検察は召還当日に盧前大統領とパク会長の対面調査も検討している。

←盧武鉉前大統領が来る30日に検察に出頭すると明らかにされた26日午後、ソウル,瑞草区の大検察庁舎で放送会社関係者たちが野外中継放送舞台を設置するのに忙しい。 シン・ソヨン記者viator@hani.co.kr

これに伴い検察と盧前大統領間に互いに‘腹’を見せまいとする神経戦も本格化している。ホン企画官は盧前大統領が弁護団の助けを受け直接作成した返答に対して「被疑者としての権利を要求する従来の主張と同じ内容の返答」,「言論に報道された内容」,「具体的というよりは包括的な返答形式」としつつ、事実上得たものがあまりないという方式で話した。

弁護士の盧前大統領は検察質問に対して事実関係を確定することができる内容を書くよりは、公判過程を念頭に置き ‘防御権’ 次元で具体的内容は避けたものと見られる。論理戦に長けた彼が召還調査で検察の論理に直接、正面から反論しようとする意図も伺える。先立って盧前大統領は去る7日、自身のインターネット ホームページにあげた文でも「詳細な話は検察調査に応じて述べるだろう」と明らかにした経緯がある。翌日あげた文では「私が知っている真実と検察が疑っているフレームが同じではない」と語り、盧前大統領側近らはこれを「法廷で争ってみよういう意味」と解説することもした。

だが検察もやはりこういう返答内容をすでに予想していたようで「(返答内容を参酌した結果)調査に相当時間がかかるものと見られる」と圧迫に出た。‘調査が一日以上かかることもありうるか’ という質問にもホン企画官は「それは事前に(盧前大統領側と)協議する内容ではない」と言い切った。続けて「返答量により(調査時間が)変わりうる」とも付け加えた。最近一日も休まずチョン前秘書官をソウル拘置所から呼び出し調査している検察は、調査内容に対しても「話せない」として、盧前大統領召還を控え煙幕を張っている。

一方、盧前大統領は検察に送ったA4用紙16ページ分量の答弁書で、検察の質問の他に ‘自身がしたい話’ を書くのに5ページ分量を割愛した。ホン・マンピョ企画官は「質問書に最後に ‘追加でしたい事があれば書いて欲しい’ と書いた」と話した。この文が盧前大統領の ‘弁論書’になるのか、事実上 ‘対国民謝罪文’ になるかは召還調査の結果により分かれる展望だ。

キム・ナムイル記者 namfic@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/351869.html 訳J.S