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[単独]教育庁,校長呼んで,歴史教科書変更指示

登録:2008-11-20 09:29

釜山,金星教科書採択学校長に“再選定せよ”
ソウルでは“修正注文計画・結果報告せよ”公文送付

チョン・ミニョン記者

教育庁が特定出版社の近・現代史教科書を使う学校長らを呼び集め教科書の変更を指示するなど、教育当局が一線学校の教科書再選定に露骨に介入して教師たちが反発している。
19日教育庁と一線教師らの話を総合すると、釜山市教育庁は去る15日金星出版社の<韓国近・現代史>教科書を使っている49ヶ高校長らを別に呼び出し会議を開いた。この席で市教育庁側は「近・現代史教科書問題と関連して国家アイデンティティ論議が深刻だ。教育科学技術部でも金星出版社教科書が最も問題だという判断をしているとし教科協議会などを経て教科書の再選定をするように」と注文した。

この日会議に参加した釜山P校校長は「上級機関でこういう話があった以上、指示に従うほかはない」として「決まった規定に基づき再審の手続きを踏む計画」と話した。釜山地域のある高校歴史教師は「この会議以後、校長らが『学校運営委員会で金星出版社教科書を採択しても校長が任意に変えることができる』,『教科協議会で教科書を推薦する時も金星出版社本は除きなさい』などの話を教師たちに公然としている」と話した。釜山市教育庁イ・ジョンス教育政策局長は「(金星出版社教科書が)何ら問題がないならばこんなにまで社会的論議になるか」として「市・道教育長協議会でもこういう問題が提起され教科部意志も強いだけに一線学校でまた議論してみろといったまで」と話した。

ソウル市教育庁も去る11日ソウル地域240余高校に「教科書の修正注文計画および結果などを来月2日まで提出しなさい」という内容の公文を送った。公文内容によれば、再選定のための学運委会議をいつ開くのか,どんな教科書に変えるのかなど細部計画を提出することになっている。ソウル景福高パク・ヘソン教師(歴史)は「来年使う教科書に対する学運委審議がすでに6ヶ月前に終わった状況で、歴史教師5人が教科協議会を通じて教科書を変える必要はないという意見を伝達したが、学校側は学運委を開き教科書問題を案件に上げると言っている」と伝えた。この学校のミン・ボッキ教頭は「教科書問題に対して校長や教頭の判断はない。市教育庁が研修まで開いたのに何もせず無視することはできない役割」と話した。

ユン・ジョンベ全国歴史教師の会会長は「教科部と市・道教育庁が現場教師たちの意見を無視したまま自己権限でもない教科書変更を一方的に推進する非民主的形態を見せている」と批判した。 チョン・ミニョン記者minyoung@hani.co.kr

記事入力:2008-11-20午前07:53:10

https://www.hani.co.kr/arti/society/schooling/322903.html

原文:  訳:J.S