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‘チャン・ジャヨン捜査’ 真実明らかにできず

登録:2009-04-25 06:53

原文入力:2009-04-25午前01:59:32
性上納疑惑 明らかにできないまま9人立件…警察捜査 ‘周辺だけ’
朝鮮日報 高位役員,キム氏 日程表登場しても無嫌疑

キム・キソン記者,クォン・オソン記者

←チャン・ジャヨン氏 49日法要…真実も埋められるか。故チャン・ジャヨン氏の遺族と知人たちが24日午前、全北,井邑市,内蔵山の碧蓮禪院で49日法要を終えた後、裏庭に用意された火鉢に衣服・写真などが入れられた故人の遺品を焼いている。 井邑/イ・ギョンミ記者kmlee@hani.co.kr

タレント故チャン・ジャヨン(29)氏の性上納強要疑惑などに対する警察捜査が、24日 ‘龍頭蛇尾’ で事実上幕を下ろした。警察は41人の専門担当チームを設け、40日を越える捜査を行ったものの `チャン・ジャヨン文書’ に登場する有力人士が性上納と酒接待の対象であったか否かはきちんと明らかにすることができなかった。

特に警察は性上納などを強要したチャン氏所属会社代表キム・某(40・日本逃避中)氏を調査せず<朝鮮日報>高位役員に対して ‘無嫌疑’ 処分を下した。

京畿,盆唐警察署はこの日、中間捜査結果発表を通じ「酒接待強要,強制醜行,名誉毀損などの疑惑で9人を立件した」と明らかにした。立件された9人は金融人3名,企業人1名,ドラマ監督(PD)2名,演芸企画会社代表1名とチャン氏所属会社のキム代表,チャン氏の前マネジャーユ・某(29)氏などだ。警察はこの他に言論人1人とドラマ監督3人など4人に対しては「チャン氏に1回程度会った事実が確認されるが疑惑程度が低く、内密調査中止処分を下した」と話した。警察は内密調査中止処分された言論人は朝鮮日報高位役員の子息だと明らかにした。

しかし警察は関心が集中した朝鮮日報高位役員に対しては無嫌疑処分を下した。警察は無嫌疑と判断した理由として、この高位役員が△チャン氏を知らないと主張しており△通話記録の照会結果キム代表と通話した事実がなく△キム代表の日程表に ‘報道機関代表昼食’ と出てくる時間にアリバイが成立したという点を挙げた。

だが警察は捜査発表一日前の23日にこの役員を訪問調査し陳述を聞いたと知られ、キム代表の日程表になぜこの役員が登場するのか明快に説明できずにいる。またチャン氏とともに文書を作成した前マネジャー ユ氏を相手に高位役員の存在に対して捜査をしたのか、捜査をしたとすればユ氏がどんな陳述をしたのかなども明らかにしなかった。

このために日本に逃げたキム代表を調査しないまま、有力要人の中で唯一この高位役員に対して無嫌疑決定を下したことは性急な判断だったとみられる。警察の判断とおりならば、亡くなったチャン氏は自身が拇印まで捺した文書で、何の関係もない人を罪がない人や、全くの別人を勘違いしたことになり ‘なぜ自身の恥部を自ら晒してまで誤りをしたのだろうか’ という根源的疑問が解けない。

ハン・プンヒョン盆唐署長は「被害事実を証明する被害者が死亡しており、重要被疑者が外国に逃げているため捜査に限界があった」と話した。

一方、警察はチャン氏と酒席を共にした情況があらわれた金融人など7人の中で2人を不拘束立件し、残りに対しては皆 ‘立件後に参考人中止’処分を下した。警察はチャン氏の自殺原因について「酒の席・同衾などの強要が続き、タイ ゴルフ接待を拒否したことに伴う所属会社前代表キム氏の報復措置(車両売却)等でうつ病が激しくなり自殺したと見られる」と明らかにした。

城南/キム・キソン,クォン・オソン記者player009@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/351569.html 訳J.S