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環境部 “4大河川事業 行えば 水質悪化”

登録:2009-04-23 11:41
https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/351181.html

原文入力:2009-04-22午後08:56:09
模擬実験分析結果 ダム・堰設置で緑藻増える

キム・ジョンス記者

4大河川整備事業のために川にダムや堰を設置すれば、川の水質がむしろ悪化しかねないという模擬実験分析結果が出た。

22日環境部などの話を総合すれば、国立環境科学院は去る15日イ・マンウィ環境部長官が主催した環境部内部会議で「4大河川に堰を設置すれば数量が豊富になり水質汚染を改善することができるが、水の滞留時間が増えて水質が悪くなることもある」という模擬実験結果を報告した。こういう分析結果は ‘4大河川事業で川に堰やダムを作り水量を増やすと水質を改善する効果がある’ という国土海洋部の公式立場と相反するものだ。

水質が悪くなるのは汚染物質の中で総燐(TP・燐の総量)の濃度は多少下がるが緑藻が増え生物学的酸素要求量(BOD)が上がるためだと分析されたと伝えられた。

国立環境科学院関係者はこの分析結果について「今後、国土海洋部が4大河川事業マスタープランを樹立する過程で、水質影響分析が必要だと見てこれに備える意味で仮想のデータを基礎にモデルを回して見た結果」として「今後確定する計画によっては川の水の滞留時間などの条件が変わり色々の結果が出ることもある」と話した。ユン・スンジュン環境部水環境政策局長は「4大河川事業にともなう水質影響をきちんと分析しようとすれば、ダムと堰など施設の個数と位置,高さと貯水量,放流量などの具体的な資料がなければならない」としながら「計画が確定し次第、4大河川事業推進にともなう水質改善有無を精密に分析し最終マスタープランに反映する計画」と話した。

キム・ジョンス記者jsk21@hani.co.kr

原文: 訳J.S