原文入力:2009-04-23午前07:09:39
校長, 開放型理事 欲心に ‘理事会内紛’ 激化
公正人事非常対策委 “校長再任のために無理な推進”
市教育庁 臨時理事 派遣計画…“公正性疑問”
チョン・ミニョン記者
ソウル市教育庁が去る2年余り ‘開放型理事’ 選任問題で内紛が起きていたソウル芸術高の財団理事らに対して役員承認取り消し処分を下した事実が遅れて明らかになった。
22日ソウル芸術高を運営する私学法人,梨花芸術学院とソウル市教育庁の話を総合すれば、市教育庁は去る9日ソン・某理事などこの学校の財団理事会役員3人の承認を取り消した。梨花芸術学院理事会は当初11人の理事で構成されていたが、去る2年間にわたり開放型理事選任を巡る争いで任期が終わった理事8人の後任を定めることができず3人の理事だけが残っている状態だ。
市教育庁関係者は「昨年3月から梨花芸術学院側に任期が終わった役員を新しく選び、理事会を正常に運営しろとの内容の戒告状を数回送ったものの紛争が激化し結局、理事定員11人中8人が欠員となる状況に至っていた」として「財団自ら問題を解決する可能性が見られないため、残った役員に対して承認取り消し決定を下した」と明らかにした。
この学校の財団理事間の内紛が長期化したのはソ・ヨンニム ソウル芸術高校校長の開放型理事選任問題が火種として作用した。この学校教師16人が構成した ‘ソウル芸術高校公正人事非常対策委員会’(非常対策委)は「ソ校長が自身の校長再任に有利な状況を作るために、開放型理事制の趣旨に正面から反して無理に理事になろうとしたことが跛行の原因になった」と主張した。これらは「学校長が理事に選任されれば学校長に対する人事権と学校に対する監査権を行使する理事会の中立性と公正性が毀損されるほかはないと継続指摘したが受け入れられなかった」と付け加えた。財団のある理事も「ソ校長の開放型理事選任問題が葛藤の原因になったことは事実」として「校長が開放型理事に入ることは制度の趣旨に照らして正しくない」と話した。<ハンギョレ>はソ校長の立場を聞こうと何回も接触を試みたが連絡がつかなかった。
開放型理事制は学校と特殊関係にない外部人士を理事会に参加させることにより学校運営の透明性を高めようと去る2006年導入された制度だ。
今回の処分により今後梨花芸術学院の運営は市教育庁が派遣する臨時理事らが引き受けることになる。市教育庁はソウル芸術高校と同窓会など関連団体から理事定員の2倍数に該当する臨時理事候補名簿の推薦を受け私学紛争調停委員会に提出する計画だ。しかし、非常対策委側は「市教育庁が今回の事態の中心に立っているソ校長が掌握する学校側に臨時理事候補推薦を依頼したことから推し量り、臨時理事らが公正に選任されるか疑わしい」と主張した。
代表的な芸術界名門高に挙げられるソウル芸術高校はこの間、編入学不正,校長の公金横領など不正疑惑が絶えなかった。この学校のヒョン・某前校長などは学校発展基金を含め数億ウォン台の校費を横領した疑惑で去る2006年起訴され1・2審で有罪判決を受けた。 チョン・ミニョン記者minyoung@hani.co.kr
原文: 訳J.S