4月24日再補欠選挙を控えて進歩政党の候補たちが萎縮した進歩政治の火種を蘇らせるために総力を挙げている。 当選は容易でない状況だが、昨年の統合進歩党比例代表不正競選疑惑の余波で萎縮した進歩政党の存在価値を知らせ、民心把握を試みている。
■キム・ジソン、 "2桁支持率死守" "時間が足りません。ノ・フェチャンの妻ではなくキム・ジソンで訴え始めたのですが…"
19日に会ったキム・ジソン進歩正義党候補は物足りなさを表わした。 ソウル蘆原(ノウォン)丙 国会議員補欠選挙に出馬した彼女は選挙序盤に15%の支持率で出発したが、今は支持率10%を守ることも難しくなっている。 キム候補側関係者は「ホ・ジュンヨン セヌリ党候補を牽制するため私たちの支持者の票が安哲秀(アン・チョルス)無所属候補に集まる傾向が目立つ」と話した。
‘三星(サムスン)Xファイル’判決で議員職を失った夫の無念を知らせることには成功したが、そのイシューだけで選挙の主人になることは難しい。 他の候補より蘆原(ノウォン)丙地域の事情をよく知っていると自負するが、数十年にわたり労働・女性運動をしてきたキム候補の‘人物論’が状況を主導できていない。
ノ・フェチャン前議員も気を焦らせている。 Xファイル判決で‘選挙運動が許されない者’になった彼は、遊説を助けることもできない。 進歩正義党にとって蘆原丙選挙区はただの一つの地方区ではない。 ‘ノ・フェチャン マウル経済研究所’を運営し、地域共同体と進歩政治の芽が萌え出たところだ。 2桁の支持率は進歩正義党が守らなければならない自尊心とも言える。 ある当局者は「(キム候補を)助けてほしいと泣訴でも何でもする予定」と切迫感を吐露した。
■底辺基礎を確かめる35才候補 "ウィ~ン…、ウィ~ン!"
同日に区議員補欠選挙が行われるソウル西大門区(ソデムング)を訪ねた。 両足で立って乗る二輪機構‘セグウェイ’上に童顔の統合進歩党候補が‘チャ・スンヨン’という名前を付けて南加佐(ナムガジャ)・北加佐洞(プッカジャドン)の路地と近隣の白蓮市場を回っている。 チョン・ドゥオン セヌリ党議員が3選した選挙区、民主党が湖南(ホナム)郷友会を中心に敷地を固めた地域で、チャ候補は17.6%の支持率で1位(13~14日(株)社会動向研究所調査 ARS方式、標本数500人、95%信頼水準で±4.4%)を記録するなど善戦している。 小学生は二輪機構に乗った彼を見れば防疫車の後を追うように行列を作る。 彼は進歩政党分党事態以後、一層低姿勢で地域住民たちと会ってきたという。 地域の保守的な‘年配の方’が多い西大門警察署生活安全協議会に純粋に仕事ができ清々しいという理由で招聘されもした。 彼は「このように地域で4年這い回れば、誰もが見るべき価値はあると思ってくれる」と語った。
■釜山影島(プサンヨンド)で第一野党を狙う
統合進歩党ミン・ビョンリョル統合進歩党候補は、民主党に代わってキム・ムソン セヌリ党候補と対抗する野党圏候補という点を浮き彫りにしている。 各種世論調査で15%内外の支持率で、キム・ビオ民主党候補と拮抗した競争をしている。 ミン候補側は「党の支持度より候補の支持率が高いのは、昨年総選挙で野党圏単一候補であったミン候補の認知度と誠実さのため」とし「住民たちと1対1で底辺に食い込む選挙運動をしている」と話した。 統合進歩党はソウル蘆原(ノウォン)丙チョン・テフン候補、忠南(チュンナム)扶余(プヨ)・青陽(チョンヤン)チョン・ソンイン候補が政党の存在感を拡大するために奮闘している。 ハ・オヨン記者 haha@hani.co.kr