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“シン最高裁判事 裁判介入 不適切” 声高し

登録:2009-04-21 09:29
https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/350834.html

原文入力:2009-04-21午前12:32:58
全国判事代表会議 開かれ
去就問題 案件化 不発…“倫理委見守ろう”
判事たち ‘法院長の任意配当’ 廃止・補完することに

ノ・ヒョンウン記者

‘ロウソクのあかり裁判’ 介入波紋の結果として20日、6年ぶりに開かれた全国裁判官会議では予想通りシン・ヨンチョル最高裁判事の行為が不適切だという声が大勢を占めた。1泊2日の日程で開かれた会議に参加した判事たちはシン最高裁判事の去就問題を直接討論するかについて舌戦を行ったが、この問題を案件化するところまでは至らなかった。

この日午後2時から二つの分科会に分かれ進行された討論は、裁判所内外の深刻な状況認識を反映して深刻な雰囲気の中で進行された。ある判事は「シン最高裁判事の行為に対して裁判の独立性侵害と見るということには参席者らがおおむね共感する雰囲気であった」と伝えた。今回の会議を控え法院行政処が全国裁判所判事たちの意見を取りまとめた結果、「(シン最高裁判事の行為が裁判独立性を侵害した素地があるという)真相調査結果に共感し、シン最高裁判事が責任を負う姿を見せるべきだ」という趣旨の見解が多かった。こういう意見集約結果はこの日の会議でも発表された。

しかしシン最高裁判事の行為に対する評価と辞退問題を直接的に議論することが出来るかに関しては意見が分かれた。会議開催背景がロウソクのあかり事件に対する不当な裁判介入事態なので、これを正面から扱わなければならないという主張と、この懸案を本格的に取り上げ論じれば、また別の裁判独立性侵害素地があるという見解が対抗したのだ。ある会議参加者は「午後6時頃ある参席者が ‘今日の会議が始まった契機であるシン最高裁判事に対する論争がなされないならば会議自体に意味がない’ と発言し拮抗した論争が始まった」と伝えた。別の参席者は「制度改善案を議論することになった背景にはシン最高裁判事の行動があり、これに対して立場を定めないならば制度改善自体も無意味だ」と主張したと分かった。

しかし他方では裁判に飛火しかねない懸案を討論するのは不適切だとして対抗した。ある判事は「シン最高裁判事問題を巡って真相調査委員会の調査結果が出たが、これはまもなく懲戒につながることであり懲戒に従わない場合は訴訟に飛び火する」としながら「今回の事件に関する裁判を引き受けるかも知れない裁判官があらかじめ意見表明をするならば裁判の公正性を傷つけうる」と主張したという。結局判事たちはこの日夜10時頃、シン最高裁判事の去就問題を直接取り上げ論じず、大法院公職者倫理委員会の議論を見守ろうという線で討論を終えた。

一方、この日の会議では裁判介入事態を触発させた制度的盲点と指定された法院長または刑事首席部長の任意配当を原則的に廃止しようということに判事たちが意見の一致を見た。シン・ドンフン大法院広報審議官は「現在の任意配当方式を維持するのは困難であり補完をしようという大きい枠組みの合意がなされた」と話した。シン審議官は諮問機構または審議機構としての地位を持つ判事会議の地位を強化しようという側に意見が集まったと伝えた。会議では裁判所内部の裁判権侵害行為を監督する常設機構を作ろうという意見も出てきた。 天安/ノ・ヒョンウン記者goloke@hani.co.kr

原文: 訳J.S