原文入力:2009-04-16午後11:47:32
修学能力試験 成績公開 後暴風
‘地域名門 看板’ 特別目的高校・自私高 誘致合戦 火がつく
高校入試・序列化 かんぬき外れれば学生・父母 負担加重
イ・ジョンギュ記者,ユ・ソンヒ記者
去る15日、大学修学能力試験(修能)成績分析資料公開で地域・学校間成績差異が明らかになったことにより、イ・ミョンバク政府になり表面かしている高校平準化無力化の動きがより一層強まるものと見られる。地域の ‘看板’ 役割を果たす特殊目的高校など ‘入試名門’ を誘致しようとする自治団体の要求が強くなり、この間潜伏していた ‘平準化解体論’ も力を得るという憂慮が出てくる。
■ ‘高校多様化’ 弾み
修能で特別目的高校と自立型私立高,寄宿型自律学校などがある地域が良い成績を出したことが確認され、現政権の核心公約である ‘高校多様化プロジェクト’ 政策に弾みがつく展望だ。この政策は全国一般系高で学生選抜などで自律性を持つ自律型私立高100ヶ所と寄宿型公立高150ヶ所を指定することを骨格とする。寄宿型公立高は昨年すでに82ヶ所が指定され、自律型私立高は今年30ヶ所が指定される予定だ。
寄宿型公立高・自律型私立高250ヶ所に既存の外国語高校・科学高校・国際高など特別目的高校55ヶ所,自立型私立高6ヶ所を合わせれば、優秀学生選抜を通じて‘入試名門’として位置できる高校が311ヶ所に達することになる。全体一般系高1493ヶ所の20%を越える数値だ。また、地域の成績順位に敏感な有権者を意識し国会議員や自治団体長が先を争って特別目的高校設立を推進する可能性も大きい。遠くない時期に全国高校が上位20~30%に該当する ‘名門高リーグ’ と ‘残りリーグ’ に分かれ平準化はうわべだけが残ることになるという憂慮が出てくる所以だ。
キム・ミョンシン共にする教育市民会会長は「今回の修能分析結果について、試験を行って優秀生徒を選ぶ学校をあちこちに作ろうと言う方式で解釈した場合、平準化は事実上瓦解するほかはない」として「1970年代のように数多くの中学生たちが高校入試に追いやられる状況を私たちの社会が果たして許容できるのか、振り返ってみるう必要がある」と話した。
■平準化解体圧力大きくなる模様
修能成績公開を通じて平準化地域の学校間でも点数差が大きいことが明らかになることにより、平準化を廃止しなければならないという声も大きくなると予想される。地域・学校間成績差異があらわれた状況で、子供が成績が低い学校に配分される場合に両親たちが不満を持つようになり、‘こうなるくらいなら試験を受けて能力とおりの学校に行けるようにしよう’と要求する可能性が大きい。
だが専門家たちは平準化を廃止すれば父母と学生の苦痛を大きくするだけだと指摘する。‘無試験抽選配分’を原則にする平準化の廃止はすなわち高校入試復活を意味するが、そうなれば大学入試のように序列化された高校の中で一段階でも高い学校に入学しようと無限競争を行わなければならないためだ。ソン・ギソン カトリック大教授(教育学)は「平準化の解体主張は結局、名門高に行こうと再修・三修までした時期に戻ろうということだとして「そうなれば数千名に過ぎないいくつかの名門高の入学定員に数十万人が首を括ることになるだろう」と話した。
専門家たちは遅れた地域に対する果敢な投資により実質的な平準化を成し遂げることが必要だと口をそろえる。イ・ユンミ弘益大教授(教育学)は「一部名門高を育成しても結局、全体学校間学歴格差はより大きくなるほかはないということが ‘平準化解体論’ が持つジレンマ」として「他の地域に対する ‘逆差別’ という程に疎外地域に予算を注ぎ込み学級当たり学生数を画期的に減らすなどの支援をすることが解決策」と話した。
イ・ジョンギュ,ユ・ソンヒ記者jklee@hani.co.kr
原文: 訳J.S