原文入力:2009-04-15午前02:07:00
安保理 ‘対北制裁’ 議長声明 反発…寧辺 米・UN側要員 出国命令
イ・ヨンイン記者,ファン・ジュンボム記者,リュ・ジェフン記者
北韓が14日、国連安全保障理事会(安保理)のロケット発射非難議長声明に反発し、6者会談不参加と合意事項不履行などを宣言した。北韓はまたこの日、寧辺核不能化作業に関与している米国の核専門家と国連モニター要員に北韓から去ることを命令したと米政府関係者が伝えた。これに伴い韓半島情勢はしばらく緊張が高まる局面が続くものと予想される。
北韓外務省はこの日<朝鮮中央通信>を通じて声明を出し、「6者会談が自主権を侵害し私たち(北韓)の武装解除と制度転覆だけを狙う広場に変わった」として「こういう(6者)会談に再び絶対に参加しないものであり、6者会談のいかなる合意にもこれ以上拘束されない」と明らかにした。
声明は続けて「平和的衛星まで迎撃すると飛びつく敵対勢力の軍事的威嚇に対処し核抑制力をより一層強化せざるをえない」として「核施設を原状復旧し正常稼働する措置を取るだろう」と強調した。声明はその一環として「(寧辺5メガワット原子炉から取り出した)廃燃料棒をきれいに再処理する」と警告した。これは2007年7月以後、寧辺核施設稼動中止とともに止まっていた武器級プルトニウム抽出のための再処理活動を再開するという意味だ。
声明はまた、議長声明が自主権を侵害したものとして「きっぱりと糾弾排撃する」として「宇宙条約をはじめとする国際法に基づき自主的な宇宙利用権を継続して行使していくだろう」と明らかにし、長距離ロケットの試験発射を継続するものであることを表明した。
声明はまた「主体的な核動力工業構造を完備するために自らの軽水炉発電所建設を積極的に検討するだろう」と付け加えた。匿名を要求したある外交安保専門家は「声明の意図は北-米間の高位級包括的交渉を狙ったものと見られる」として「米国が制裁か両者対話かを決断しなければならない重要な時点が近づいたようだ」と分析した。
先立って国連安保理は13日(現地時間)全体会議を開き、北韓のロケット発射を非難し対北制裁を復活させることができる内容の議長声明を全員一致で採択した。クラウド フェラー安保理議長はこの日朗読した声明で「去る5日の北韓のロケット発射を非難する」として「これは安保理決議1718号違反」と明らかにした。これに伴い2006年10月安保理対北決議1718号を根拠に設置された制裁委員会は24日までに制裁を加える10ヶ余りの北韓団体と物品名簿を選定するなどの措置を安保理に報告しなければならない。制裁委が行動に出なければ安保理が30日までに直接調整に出るように議長声明は規定している。
政府はこの日、外交通商部スポークスマン名義の声明を通じ「安保理が北韓長距離ロケット発射関連議長声明を採択したことを歓迎し支持する」として「北韓が北核問題の平和的外交的解決を念願する国際社会の期待に呼応することを要求する」と明らかにした。
イ・ヨンイン,ファン・ジュンボム記者,ワシントン/リュ・ジェフン特派員yyi@hani.co.kr
原文: 訳J.S