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1500年前 百済の音色 ‘復活’

登録:2009-04-14 13:16

原文入力:2009-04-13午後08:03:14
金銅大香炉に彫られた五種の楽器 2010年 ‘大白祭典’ 顔見世予定

ソン・インゴル記者

←左側から阮咸,縦笛,排簫,玄琴,鼓
忠南道は2010年の‘大白祭典’を控え、忘れられた百済の昔の楽器5ヶの姿と音を復元すると13日明らかにした。復元対象は百済金銅大香炉(国宝287号)に彫刻された五楽士が演奏する阮咸,縦笛,排簫,玄琴,鼓だ(上側写真左側から)。 金銅大香炉は6~7世紀に製作されたと推定される。

←百済金銅大香炉(国宝287号)

阮咸は琵琶を横たえたように演奏し、ギターとよく似た丸い響筒に袋が連結している。縦笛は今日の笛と同様口で息を吹きながら指で穴をふさいだり開いたりして音を出したものと見られる。排簫は尺八のような笛の一種で、長短の中空の袋を並べて付けられてpanfluteと似ている。琴は今日の琴と似ているが大きさが小さく、鼓は胴が厚くなく膝の上に載せて手で演奏したものと推定される。

楽器と音の復元には忠南歴史文化研究院,国立国楽院,国立民俗博物館,扶余郡などが共同参加し昔の音の復元と百済歌詞発掘を経て曲を作り来年の大白祭典で演奏・公演する予定だ。

ハン・キボク(41・国楽人)氏は「高麗に続き高句麗奏具を復元し演奏したところ、現代と比較し楽器が小さく声が高く鋭い」として「昔の楽器はモンゴルやバイカル湖周辺原住民の伝統楽器と形態・音が似ており、今の楽譜から数音以上高めて演奏する感じを与えるだろう」と付け加えた。

道文化産業課ハン・デジョン担当は「各界の最高専門家たちで諮問団を設け十分な考証がなされるようにするつもり」と明らかにした。

大田/文ソン・インゴル記者igsong@hani.co.kr,<ハンギョレ>資料写真

原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/area/349559.html 訳J.S