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ソウル空港 利用 C~D級航空機 第2ロッテワールド 安全距離未確保

登録:2009-04-07 20:30

原文入力:2009-04-07午後07:51:52
アン・キュバク議員, 空軍教範 提示

イユ・チュヒョン記者,キム・ジョンス記者

←主要・新興20ヶ国(G20)首脳会議を終え帰国するイ・ミョンバク大統領を乗せたチャーター機が去る4日、ソウル空港へ向かう途中、第2ロッテワールド敷地付近を飛行している。 キム・ジョンス記者jongsoo@hani.co.kr

ソウル,松坡区,蚕室に第2ロッテワールドが新築されれば、ソウル空港を利用する一部航空機がロッテワールド建物と安全な距離を維持できない危険があることが明らかになった。

アン・キュバク民主党議員は7日、国会対政府質問で「‘2006年ソウル空港飛行安全影響評価用役最終報告書’によればC等級以上の航空機が西側滑走路を利用する場合、ロッテワールドと1570m以内まで近接することになっている」として「これは現行空軍教範に規定している障害物回避基準(建物と障害物間の距離) 1852m以内に含まれており、安全に深刻な問題がある」と明らかにした。アン議員は「D級以上航空機は飛行時、建物との距離が185mに過ぎず、これは1.5秒しかかからないとても短い距離」と明らかにした。

またアン議員は「政府は西側滑走路を利用せず東側滑走路を利用すれば問題がないと主張するが、空軍は去る2007年に東側滑走路だけ利用することは空港活用度を制限することなので受け入れられないという立場を取った経緯がある」と付け加えた。

航空機等級は着陸する際の最大重量で決定されるが、A等級が最も軽くE等級が最も重い。キム・ソンジョン国防政策研究所長は「我が国軍用機は大部分がC等級以上で、2010年に新しく導入される大統領専用機もD等級以上」として「空軍がD等級以上の航空機をほとんど使わないということは誤った話」と説明した。

アン議員は政府が先月24日提出した‘第2ロッテワールド安全検証最終報告書’でシミュレーション調査を虚偽操作したという疑惑も提起した。アン議員は「最終報告書は高度300m上空で風速15m/s,10m/s,5m/sなどを仮定し各々シミュレーションしたと主張するが、実際このシミュレーション調査を実施した業者の話によれば、高度400mを仮定し15m/sで一回だけシミュレーション調査をしたという」と主張した。

イユ・チュヒョン記者edigna@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/348501.html 訳J.S