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韓国、国連‘最高機構’安保理 15年ぶりに再進出

登録:2012-10-19 09:26 修正:2012-10-19 10:24
国連安保理

韓国が安保理非常任理事国(任期2013~2014年)として再進出した。 去る1996~1997年に続き15年ぶりだ。

 韓国は18日、国連総会(193ヶ国) 2次投票で149票を得てカンボジア(43票)をはね除け理事国に選出された。 共に競争を行ったブータンは1次投票で3位になり脱落した。

 ルクセンブルグもこの日の2次投票で131票を得てフィンランドを抜き理事国に進出した。 これに先立って選出されたルワンダ、アルゼンチン、オーストラリアとともに5ヶ国が新しい理事国に確定した。 任期は来年1月1日に始まり、今年12月末にコロンビア、ドイツ、インド、ポルトガル、南アフリカ共和国の任期が終わることになる。

 この日の投票でルワンダは148票、アルゼンチンは182票、オーストラリアは140票を得た。 理事国に進出するためには会員国の3分の2に該当する129票以上を取得しなければならない。

 安保理は米国、中国、英国、フランス、ロシアなどいわゆる'P5'で呼ばれる5ヶの常任理事国と大陸別に割り当てられている任期2年の10ヶの非常任理事国で構成される。

 非常任理事国は毎年国連総会で5ヶ国ずつ選挙で交替させられ、ヨーロッパ、アジアなど地域別に議席が割り当てられている。 今年末、非常任理事国であるインドの任期が終わればアジア グループに1ヶ所の空席ができ、これを巡って韓国とカンボジア、ブータンなど3ヶ国が競争を行った。

今回の投票で韓国が非常任理事国に進出したことによりアルファベット順で来年2月に安保理議長を務めることになる。

政府は最近まで非常任理事国進出を今年の外交課題中の最優先事案とし、会員国の説得作業に総力を挙げてきた。

 安保理は国際紛争調整・解決勧告、紛争地域への軍隊派遣、侵略者に対する経済制裁・武力使用承認、戦略地域信託統治、国連事務総長任命勧告、国際司法裁判所裁判官選出など強大な権限を持っている。

 外交界では安保理進出により国際社会での韓国の国力がより一層大きくなり、国の品格が高まることになると見ている。 特に北韓問題と環境問題などを扱う時、国連内での位置づけが広がり国際社会でより大きな力を発揮できるようになると期待される。

 チョ・テヨン外交通商部スポークスマンは「安保理は世界平和維持、増進で大変重要な役割を担当している」として「我が国が安保理の一員になるということは世界平和と増進に重要な役割を受け持つことになることを意味する」と評価した。

<著作権者(c) '韓国言論ニュースハブ' ニューシス通信社. 無断転載-再配布禁止.>

https://www.hani.co.kr/arti/international/international_general/556569.html 韓国語原文入力:2012/10/19 08:41
訳J.S(1225字)