本文に移動
全体  > 文化

旧東大門運動場で18~19世紀 軍需工場 発見

登録:2008-12-18 14:34

原文入力:2008-12-18午前12:28:17
“二度とは見られない重要遺跡”…保存対策 原点にかえり検討の声

ノ・ヒョンソク記者

旧東大門野球場跡地内で確認された朝鮮末期の軍需工房跡、炭層のために浅黒い遺跡表面の上にななめにのびた排水路跡と工房跡の柱石,製錬施設跡などが見える。中園文化財研究院提供

←ソウル市が‘東大門デザインプラザ アンド パーク’造成を推進中の旧東大門運動場跡地から2300㎡(700坪)を越える大きな朝鮮時代軍需工場遺跡が発見された。
発掘調査機関の中園文化財研究院は17日昼、現場説明会を開き野球場跡地下から厚い炭層と溶鉱炉などの製鉄・製錬施設,排水路などを備えた18~19世紀の大規模軍需工房と兵器廠の場所を確認したと明らかにした。

厚さが最大1mを越える炭層は金属製兵器などを鋳造する時に必要な燃料が積もった跡で、過去の工房遺跡であることを示す有力な証拠だ。研究院側はこの炭層内部と周辺から石製の溶鉱炉と製錬作業後に残った鉱物カス等も一緒に発見され兵器など軍需品が大量生産された場所と推定されると説明した。キム・ビョンヒ学芸士は「発掘地点は運動場跡の南西側で、朝鮮時代末期まで首都防衛施設だった下都監と火薬製造施設の煙硝庁があった所」としながら「これまで発見された国内軍需工房遺跡の中で最も規模が大きい」と語った。

一方、文化財委員らは説明会直後に開かれた会議で、忠実な発掘のために十分な発掘時間を持たなければなければならないと意見を集約した。チ・コンギル前国立中央博物館長は「今後二度とは見られない重要な都心発掘成果」として「これ程の遺跡だとその価値はデザインプラザ建設と比較できないだけに保存対策を原点に戻って検討しなければならない」と語った。 ノ・ヒョンソク記者 nuge@hani.co.kr

https://www.hani.co.kr/arti/society/area/328345.html

原文: 訳J.S