原文入力:2009-04-06午後09:55:11
キム・ジンチュン候補側 ‘全教組たたき’ 広告出す
‘政策中心選挙’ 約束形無し…7日投票
ホン・ヨンドク記者
昨年ソウル市教育長選挙で出現した ‘全教組(全国教職員労働組合)たたき’ 攻勢が京畿道教育長選挙にも再び登場した。当初候補たちが約束し繰り広げた ‘政策中心選挙運動’ が見るべき成果がなかった。
5人の候補中、3人が ‘薄氷’ の接戦を行う中でキム・ジンチュン(69・現教育長)候補側は6日 ‘全教組式理念に振り回されれば教育が崩れる’ という題名の広告をこの日付2日刊紙に同時に掲出した。キム候補側は去る4~5日にも中産層密集地域である城南,盆唐区などに ‘全教組式理念教育,教育が崩れる’ という内容の横断幕を掲げた。キム候補側関係者は「保守的な固定支持層の危機意識を呼び覚まし、これらの票結集のためのもの」と趣旨をあえて隠さなかった。
キム候補側のこういう動きは昨年7月行われたソウル市教育長選挙当時、コン・ジョンテク候補の選挙運動方式とそっくりだ。当時、進歩指向のチュ・ギョンボク候補と接戦を行ったコン候補は、投票日5日前に ‘全教組に振り回されれば教育が崩れる’ という題名の横断幕をソウル全域に掲げた。以後、コン候補は江南地域で票の集中を受けるなど保守票結集に成功し、チュ候補を1.78%ポイント差で締め出し当選した経緯がある。
キム候補側の選挙運動方式に対して、全教組は ‘時代錯誤的理念攻勢’ として強く批判して出た。オム・ミニョン全教組スポークスマンは「教育長選挙は統合と未来のビジョンを明らかにする過程であるので政策を中心に父母と道民たちの審判を受けなければならない」として「全教組をたたけば保守票を得るのに役に立つという誤った考え方を捨てるべきだ」と批判した。パク・ワンギ京畿経実連事務局長も「教育政策の争点に対して各自の所信を明らかにし、有権者らの選択と検証を受けるのが正しい」として「選挙の最後まできれいな政策選挙を行う候補らの姿を期待する」と話した。先立ってキム候補をはじめとする5人の候補は、選挙運動開始一日前の先月25日イ・ジェホン京畿道選管委委員長などが参加した中で、政策選挙実践協約式を行った。これらは以後、選挙初・中盤放送などの各種討論会などで物静かな政策対決を繰り広げてきた。
一方、京畿道選挙管理委員会はこの日、今回の道教育委員長選挙の選挙人数が850万5056人で確定したと明らかにした。投票は8日午前6時から午後8時まで行われ、開票は各地域選管委主管で44ヶ所でなされる。
水原/ホン・ヨンドク記者ydhong@hani.co.kr
原文: 訳J.S