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‘安哲秀(アン・チョルス)盗作報道’ MBCに逆風

登録:2012-10-03 07:28

原文入力:2012/10/02 17:14(1361字)

←安哲秀(アン・チョルス). ニューシス

"問題視した‘ボルツマン曲線’は有名な物理学の法則
万有引力の出処を別に明らかにしないのと同じこと"

<文化放送>(MBC)が報道した安哲秀大統領候補の博士論文盗作論難が逆風に直面している。

 <MBC>は1日夜‘ニュースデスク’で安哲秀候補の1991年博士学位論文が1989年ソ・某教授の論文を盗作した疑いがあるというニュースを送りだした。 これに対して安候補側は「MBC側が報道の1時間前に事実を確認してきた」として「これに対して事実でないと明らかにしたにも関わらず報道を強行した」 と明らかにした。 また「ニュースで‘安候補と議論した後に返答する’という、全く話していない内容を公式回答のごとく報道した」と批判した。 このような返事をした人は誰もいないということが安候補キャンプ側の主張だ。

 今回の論難に対してソ教授が属しているソウル大生理学教室のイ・ソクホ主任教授は「MBC側が問題にしている‘ポルツマン曲線’は19世紀の統計物理学者ボルツマンが確立した物理学的原則であり、ニュートンの万有引力の法則と肩を並べる法則だ」として「自然現象の解釈にニュートンの原理を適用するたびに‘プリンキピア’(ニュートンが1687年に出版した著書で、万有引力の原理を初めて世の中に知らせた本)を引用しないように、ボルツマンの原理を適用する度に引用文を付けないことが慣例」と明らかにしたと安哲秀キャンプは伝えた。 盗作されたと報道されたソ教授も2日<ハンギョレ>に「イ・ソクホ教授が話したこと以上に申し上げることはない」と明らかにした。

 社会関係網サービス(SNS)等では疑いをまともに検証せずに‘根拠無きうわさ'を報道をしたMBCに対する批判の声が激しい。 ペク・チャンホン シアル財団運営委員は自身のツイッターに「安哲秀候補のダウン契約書単独報道をセヌリ党出入り記者がしたし、論文盗作疑惑報道もやはりセヌリ党出入り記者がしたという話が出ていますね。 これが事実ならばセヌリ党と記者が露骨な工作をしたようですね」と書いた。 ツイッターID@cloud*****は 「MBCアルバイト デスク?」として皮肉った。

 また、ハン・ハクスMBCディレクターは 「キム・ジェチョル解任案の表決が10月11日に迫った。 今回の安哲秀候補博士論文単独報道は‘キム・ジェチョルの真価とはこういうものだ。 大統領選挙時までは自分が役に立つ’と朴槿恵候補とセヌリ党に示威をした感じだ」とツイッターに書いた。

 ツイッターID@kyu***は 「MBCが安哲秀候補の博士論文盗作疑惑を提起して反対に逆風に直面していますね。 盗作であると確認した専門家のインタビューもなしにセヌリ党出入り記者が自ら膨らませた疑惑。 誰が不信の奈落に落ちるのか。 報道機関も政治家のように信頼が命です」と主張した。 ジョンファンボン記者 bonge@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/politics/politics_general/553986.html 訳J.S