原文入力:2009-04-05午後10:03:22
北韓は“軌道進入”…安保理6日緊急招集
米 “強力な国際的対応”…中“冷静必要”
カン・テホ記者,リュ・ジェフン記者ユ江門記者
←北3度,長距離ロケット発射比較(※クリックすればさらに大きく見ることができます。)
北韓が予告した通り5日午前、咸鏡北道,花台郡),舞水端里発射場から長距離ロケットを発射した。
北韓官営<朝鮮中央通信>はこの日午後、試験通信衛星‘光明星2号’を搭載した運搬ロケット‘銀河-2号’(テポドン2号)を発射し、光明星2号が発射9分2秒後に軌道に正確に進入し革命歌と測定資料を470MHzで送っていると報道した。
しかし、米軍北米航空宇宙防衛司令部(NAADC)と北部司令部はこの日「(1段階ロケット以外に)残り部分と搭載物自体は太平洋に落ちた」として「何も軌道に進入できなかった」と声明を通じて明らかにした。鳩山邦夫.日本総務相は「神奈川県にある電波監視センターで色々な作業をしているが、現在(北韓が発射したという衛星の電波を)受信したという形跡はない」と明らかにした。
イ・サンヒ国防長官もこの日、国会国防委で「現在までの判断では1~3段階弾体がすべて海上に(弾着したか)墜落したと判断する」として「何も軌道に進入できなかったと判断している」と話した。ユ・ミョンファン外交通商部長官はこの日午後「現在としては(北韓が)人工衛星発射を試みたと見られるが、成功の可否は追加的な判断が必要」と話した。北韓は1998年8月初めての3段階ロケット発射(北韓名白頭山1号)時も‘光明星1号’を軌道に進入させるのに失敗した経緯がある。
ロケット発射見解と関連して、韓国・米国・日本政府は午前11時30分15秒になされたと発表したが、北側<朝鮮中央通信>は午前11時20分だと報道した。
米・日は一斉に今回のロケット発射が2006年核実験後に採択した弾道ミサイルと関連したすべての活動を禁止している国連安全保障理事会(安保理)決議1718号違反であることを再確認し、安保理の共同対応を強調した。ユ・ミョンファン外交部長官は「5日午後3時(韓国時刻6日午前4時)日本の要請で国連安保理(15ヶ)理事国らの間の非公式協議がある予定」と明らかにした。
米・日政府は安保理決議1718号を徹底的に遵守することを要求する新しい決議案を提出する方針だと知らされた。バラク・オバマ米国大統領は5日午前チェコ,プラハで数万人の聴衆に向かい演説して、北韓のロケット発射に対して「世界が強力な国際的対応をしなければならない」と話した。彼は「北韓は長距離ミサイルにも使用可能なロケットを試験発射することによって再び規則に違反した」として「こういう挑発は今日午後、国連安保理からだけでなくこういう武器の拡散を防ぐという決議の面でも行動の必要性を強調している」と話した。米国国務部状況室のフレッド ラッシュスポークスマンは安保理議論を含め「北韓が何の処罰も受けずには他国の安全と安保を威嚇できないという点を認識させるために米国は適切な措置を直ちに取ることになるだろう」と話した。
しかし中国政府はチャン・ウィ外交部スポークスマン名の論評で「関連国らが冷静と自制を保って地域平和と安定のために共同努力することを願う」と明らかにした。論評は地域平和と安定のために「中国は建設的役割を継続するだろう」と強調した。 中・ロ政府は1718号違反可否を明らかにしなかっただけでなく、安保理決議採択に対しては否定的な態度を見せた。北韓はすでに安保理回付さえも容認できないとし‘必要な強い措置’を警告した。追加決議が出てくる場合、北側の6者会談参加拒否と寧辺核施設不能化中断などまた別の強硬措置が憂慮される。
日本政府は既存対北韓制裁措置を延長する方針の中で、北韓のロケットが日本領土に墜落する可能性がないと判断し、ミサイル防御(MD)システムによる迎撃をしなかったと明らかにした。
カン・テホ南北関係専門記者,ワシントン,北京,東京/リュ・ジェフン,ユ・ガンムン,キム・トヒョン特派員kankan1@hani.co.kr
原文:https://www.hani.co.kr/arti/politics/defense/348119.html 訳J.S