原文入力:2012/09/25 16:04(1670字)
←4大河川事業で洛東江(ナクトンガン)、慶南(キョンナム)梁山(ヤンサン)区間に作った自転車道路の地盤が台風と洪水に巻きこまれ崩落したところで24日自転車道路の床板が見えている。 この自転車道路と並んで走る京釜線鉄道上を列車が走っている。
4大河川事業の際に植物緩衝地帯をなくし
高くなった水の流れが鉄道の基礎にまで影響
"河と鉄道の間の自転車道路は危険
区間閉鎖し、安全診断実施すべき"
4大河川事業で洛東江(ナクトンガン)下流の岸辺に建設した自転車道路の地盤の所々が最近の台風の余波で崩れ落ちたことが分かった。 この一帯の自転車道路は京釜(キョンブ)線鉄道と並行して走っており、地盤が追加崩壊すれば大型人命事故につながりかねないと憂慮されている。 韓国鉄道公社は釜山(プサン)地方国土管理庁に直ちに安全措置を要求した。
24日市民環境研究所、馬山(マサン)・昌原(チャンウォン)・鎮海(チネ)環境運動連合関係者たちが取材陣と共に船に乗り、慶南(キョンナム)、金海(キメ)~梁山(ヤンサン)間の洛東江中下流である8~10工区区間を見て回った結果、梁山市、勿禁邑(ムルグムプ)の勿禁取水場から上流側に遠東面(ウォンドンミョン)、院洞(ウォンドン)駅まで6kmほどの区間の洛東江(ナクトンガン)岸辺の所々が荒々しい水の流れに巻きこまれて崩落していた。 河辺には幅3mの自転車道路を河に沿って建設したが、地盤が崩れたところの自転車道路は厚さ10㎝ほどの床板だけが空中に浮いていた。 長さ1m、高さ・厚さ50㎝ほどの花こう岩で積んだ擁壁も崩れて周辺に散らばっていた。
地上からは地盤が巻きこまれた様子が見えないので、探訪客は危険を知らないまま通行していた。 洛東江8~10工区の施行機関である釜山地方国土管理庁は自転車道路に警告表示版も置かず観光客の通行を放置していた。
この自転車道路は京釜線、密陽(ミリャン)~九浦間の鉄道約40km区間でほとんど並んで走っており、地盤沈下が鉄道に影響を与える場合、大型事故が発生しかねないという憂慮も提起された。 4大河川事業以前には洪水時にだけ水が上がって下がっていたが、鉄道と洛東江の間の岸辺には川柳のような植物が茂り緩衝地帯の役割をしていた。 しかし事業後には洛東江の水位が5mほど高まったうえに、植物を抜いて建設した自転車道路の地盤が巻きこまれ、鉄道のコンクリート基礎まで荒々しい水の流れの影響を受けるようになったということだ。 現場を見て回ったパク・チャングン関東(クァンドン)大教授(市民環境研究所長)は「既存鉄道の斜面の一部がすでに崩壊し始めたと見られる」として「直ちに該当区間の自転車道路を閉鎖して安全診断をしなければならない」と話した。 イム・ヒジャ馬山(マサン)・昌原(チャンウォン)・鎮海(チネ)環境運動連合事務局長も 「4大河川事業により川と鉄道の間の緩衝地帯に自転車道路を建設したこと自体が問題」として「現場を封じ込めて人命被害を防がなければならない」と話した。
釜山国土管理庁側は 「該当区間の10個所余りで短くて長さが5mから、長くて600mほど崩落しているのを確認した」として「来月初め川の水がみな抜けた後に詳細な調査を行い復旧時期・方法を決める方針」と明らかにした。
韓国鉄道公社釜山慶南本部は「鉄道は川底までのびたコンクリート擁壁の上に建設してあるので、自転車道路が流失しても直接影響を受けないだろう」としながらも 「去る21日釜山国土管理庁に‘安全措置を直ちにしてほしい’と公式要請した」と明らかにした。 梁山/文・写真 チェ・サンウォン記者 csw@hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/553187.html 訳J.S