原文入力:2012/09/17 21:43(1194字)
在米言論人‘朴正熙 対米ロビー Xファイル’書籍 出版
CIAが朴正熙政権時期に大統領府を盗聴も
ブログ‘シークレット オブ コリア’を運営している在米言論人アン・チヨン氏が17日に発刊された彼の本を通じて 「米国が朴正熙前大統領時期に大統領府を盗聴していた」と明らかにし関連資料を公開した。
アン氏がこの日出した本<朴正熙 対米ロビー Xファイル>(タコス・上下巻)の主な内容の中には米国がベトナム戦に派兵された韓国軍の撤収問題などと関連して当時朴正熙大統領の意中を知るために米中央情報局(CIA)が大統領府を盗聴したという内容が出てくる。
アン氏は本で 「米国はその過程で(朴正熙政権が)米国官僚らに対する不法ロビーの事実を捕捉したが、自分たちの盗聴事実が明らかになることを憂慮して捜査に入らず、結局ジェラルド・フォード大統領が決断を下して米連邦捜査局(FBI)に全面捜査を指示した」と話した。
アン氏はその証拠として朴大統領と米議員の対話内容などが記録された1971年米連邦捜査局情報メモ、ヘンリー・キッシンジャー前国務長官の1978年4月20日米議会証言速記録、米上院情報委員会報告書、情報メモ作成者の議会証言などを挙げた。 当時の米連邦捜査局情報メモには 「大統領府が(米国)民主党に数十万ドルの献金を指示した。 米○○○議員が朴正熙に‘パク・トンソンを対米ロビー総責に任命しコメ仲介人資格を付与しなさい’と話した」など非常に敏感な情報を含んでいる。
アン氏は 「3選改憲と維新などに対する米議会の反発で援助が減り、行政府だけを相手にした外交だけでは力不足だと判断し議会を相手に直接ロビーに乗り出した」と明らかにした。
また、アン氏は朴前大統領が乗った防弾リムジンであるキャディラック フリットウッド68が米国中央情報局が提供した車だという事実も本に書いた。
アン氏は1976年米下院情報委員会が中央情報局の随意契約などを調査する過程で、中央情報局が朴前大統領に防弾リムジンを提供したという事実を知ったと明らかにした。 以後<ニューヨーク タイムズ>が1976年1月27日このような事実を報道したし、中央情報局は<ニューヨーク タイムズ>報道当日‘下院情報委員会が中央情報局との事前合意を破り調査内容を言論に流出させた’と抗議する書簡を送った。 アン氏は本に該当書簡の内容を載せ、 「米国が大統領府だけでなく朴前大統領の車両まで盗聴した可能性がある」と主張した。
ソク・ジンファン記者 soulfat@hani.co.kr
原文: 訳J.S