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アン・チョルス 5・18墓地 参拝…大統領選挙出馬‘事前申告’か

登録:2012-09-15 07:06

原文入力:2012/09/14 19:05(1597字)

←アン・チョルス ソウル大融合科学技術大学院長が14日午前、光州(クァンジュ)北区(プック)、雲亭洞(ウンジョンドン)の国立5・18民主墓地を訪ね見て回っている。 光州/ニューシス

あらかじめ知らせずに1時間 訪問‘国民報告’控えて本心表れ

"湖南(ホナム)民心 ムン・ジェインに傾く
支持率回復のため訪問" 分析も
アン院長側、政治的解釈を警戒

  アン・チョルス ソウル大融合科学技術大学院長が14日光州(クァンジュ)国立5・18民主墓地を参拝した。 早ければ来週にも予想される大統領選挙関連去就表明と関係がなくはないという解釈が多い。

  アン院長は一行5人と共に午前10時40分頃、墓地に到着して参拝した後 1時間余り犠牲者の遺影保管所と追慕館などを見て回った。墓地管理所側には事前に知らせていなかった。 チョン・ヒョンジョン墓地管理所長は 「アン教授に似た方が見えられたという話を聞いて行ったところ、菊の花をたむけていた」として「‘特にご存知な方がいらっしゃいますか’と尋ねたところ、アン院長は‘知っている方は多いが…’と答えた」と伝えた。 アン院長はユン・サンウォン市民軍スポークスマンの墓地とパク・クァンヒョン前全南(チョンナム)大総学生会長の墓地、ハンギョレ新聞社初代社長であるソン・ゴンホ先生の墓地などを訪ね黙祷を捧げた。 アン院長は芳名録に‘安らかにお眠りください’と書いた後、墓地を後にした。 墓地に留まった時間は1時間ほどだった。 政治家たちにとって墓地は象徴的空間だ。 政治家たちは重要な決断を控えた時や、大きな行事を終えた後には国立顕忠院(ヒョンチュンウォン)、4・19墓地などを訪ねる。 朴槿恵セヌリ党大統領候補は候補確定直後に国立顕忠院を訪ねた。

  大統領選挙出馬の有無に関する‘国民報告’を控えているアン院長が5・18墓地を参拝したことについて‘光州に対する負債意識’が一部作用したという解釈も出ている。 光州民主化抗争が起きた1980年、ソウル大医大に入学したアン院長は学生運動をすることはなかった。 政界では最近の世論調査支持率と関係がなくはないという解釈も出ている。 アン院長の高い支持率には政権交替を熱望する湖南民心の影響が大きかった。 民主党支持勢力が強い地域だがアン院長の支持率が非常に高いところが湖南だ。 ところが最近、湖南民心に微妙な変化が伺えた。 民主党競選でムン・ジェイン候補が連勝行進を継続してアン院長側に傾いていた湖南民心がムン候補に向かい始めた。 去る8日<ハンギョレ>が韓国社会世論研究所(KSOI)に依頼して調査した‘大統領候補適合度’調査でムン候補(21.7%)とアン院長(24.6%)の支持率差異が誤差範囲(±3.7%)以内だったが、湖南だけに狭めてみればムン候補43.4%、アン院長29.2%でムン候補の支持率のほうが高かった。 アン院長に対する湖南の熱気が一段と弱まったと解釈できるほどの数値であった。

  朴槿恵候補が人民革命党事件に対する曖昧な態度で世論の逆風に苦しめられている時点で、民主化運動の聖地を訪ねて‘朴槿恵 対 アン・チョルス’で明確な対立点をたてようとする戦略という解釈も出ている。 アン院長側はそのような政治的解釈を警戒している。 ユ・ミニョン スポークスマンは「アン院長がかなり以前から5・18墓地の訪問を考えていた。 静かに行ってきたかった」と説明した。

キム・ボヒョプ記者、光州/チョン・デハ記者 bhkim@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/politics/politics_general/551725.html 訳J.S