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CCTVが出てくるや‘タクシーで通話’告白…‘チョン・ジュンギル脅迫’疑惑 濃厚に

登録:2012-09-13 09:30

原文入力:2012/09/13 08:58(1854字)

←チョン・ジュンギル前セヌリ党大統領選挙公報委員が去る4日 携帯電話で通話しながら自身の選挙事務室があるソウル、広津区(クァンジング)、紫陽洞(チャヤンドン)のCオフィステル建物に入る姿が防犯カメラ(CCTV)に捕えられていた。 タクシー運転手イ・某氏の運行記録装置でチョン前委員が降りたことが確認された時刻と一致している。 <韓国放送>画面キャプチャー

‘タクシー乗らなかった’相次ぎ嘘
脅迫暴露直後 マイカー 強調
‘目撃者存在’を嫌った可能性

"ブラックボックス公開しなさい" 攻勢 広がり
CCTV確認に "酔っていて錯覚"

 チョン・ジュンギル セヌリ党前公報委員が、クム・デソプ弁護士にアン・チョルス ソウル大融合科学技術大学院長の出馬問題と関連して電話をかけた場所について‘タクシーの中’だったという事実を12日認めた。 チョン前委員はこれまで自身が直接車を運転しながら電話したと主張してきた。

 チョン前委員は去る4日クム弁護士の記者会見直後に開いた反論会見で 「朝出勤する時、運転しながら(クム弁護士に)電話をかけた」と話し、記者たちの質問に「皆さん、運転しながら電話したことはないですか?」とまで言った。

 当日朝、チョン前委員を乗客として乗せ、アン院長の不出馬を勧める高圧的で脅迫めいた電話通話内容を聴いたというタクシー運転手イ・某(53)氏の証言が初めて出てきた時もチョン前委員はこの立場を固守した。 10日これと関連した説明を聞くための<ハンギョレ>との電話通話で彼は「その日の昼に光化門(クァンファムン)で会った大学同期の集いに自分の車で行った。 朝出勤する際に車に乗らずに出てきたなら、どうしてそうできるか」として「ブラックボックスがあるなら(タクシー運転手に)記者会見をしろと言え」と自信満々な態度を見せた。

 しかしイ氏の具体的な証言が11日<ハンギョレ>を通じて報道された後、多くの言論でブラックボックス、タコメーター(運行記録装置),防犯カメラ(CCTV)等の関連証拠を探すための取材が本格化し、チョン前委員はこの日放送インタビューに行く途中で交通事故を起こした。 彼は軽傷を負ったが「ストレスが激しい」として自ら個人病院に入院し外部との連絡を絶った。

 続いて12日イ氏が放送と民主統合党電話会見等を通じて当時の状況を細密に証言し、家から選挙事務室までのタクシー運行記録と選挙事務室建物前でチョン前委員が電話通話をしているCCTV画面までニュースに登場するなど、もはやタクシー搭乗を否認し難い状況までチョン前委員は追い詰められた。

 するとチョン前委員は12日夜、自身のフェイスブックを通じて「(3日)知人たちと食事をし自分の車を選挙事務室に置いたものと勘違いして、(4日午前)選挙事務所に行き再び家に戻って地下駐車場にあった車に乗って汝矣島(ヨイド)の事務室に行った」として「(家と選挙事務室を行き来して) 2回タクシーを利用した」と明らかにした。 それと共に彼は「家から自分の車に乗って出勤したが、その時に電話をしたものと勘違いした」として、自身が意図的に嘘をついたわけではないという点を強調した。 これと関連してセヌリ党関係者は「チョン前委員が前日の3日に酒を飲みすぎた。 4日午前には酒がよく醒めておらずタクシーに乗った記憶もなく、自分の車で行ったと考えたが、その錯誤が続いた」とし「チョン前委員が自身の家と地下駐車場の防犯カメラなどを確認した結果、このような事実を思い出した」と説明した。

 チョン前委員は自身が嘘をついたのではなく勘違いしたという点を強調したが、初めからチョン前委員が‘目撃者’の存在を認めなくなかったために自身で運転したと話した可能性も排除できない。 また「(アン院長が大統領選挙に)出てくれば死ぬ」という言葉を何度も繰り返したというタクシー運転手イ氏の証言はチョン前委員の電話が彼の主張どおり‘友人間の対話’ではなく‘不出馬脅迫’だというクム・デソプ弁護士の主張により真実味を加えている。

チョ・ヘジョン記者 zesty@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/politics/politics_general/551482.html 訳J.S