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‘大統領だったら死刑を指示するか’朴槿恵に尋ねると…

登録:2012-09-05 08:25

原文入力:2012/09/04 20:41(1001字)

←朴槿恵セヌリ党大統領候補. ニューシス

"‘そうすればお前も死ぬかもしれない’という、そんなものがなければならない"
民主 "人民革命党法廷殺人のような問題を産みかねない"

 朴槿恵セヌリ党大統領候補が4日、死刑制度廃止に反対するという意向を明らかにした。 大統領になれば死刑を執行するかに対する質問には「私は以前にもそのように主張した」と話した。 民主統合党の大統領選挙競選候補は死刑制度を廃止しなければならないという立場なので、大統領選挙で死刑制度廃止の有無が争点になるものと見られる。

 朴候補はこの日、汝矣島(ヨイド)のある食堂で開かれた昼食記者懇談会で‘児童性犯罪者に対する死刑執行世論をどう思うか’という問いに、 「人間であることを放棄したとうてい受け入れ難い凶悪な事件が起きた時、それを犯した人も死ぬかもしれないという警告次元でも(死刑制度は)なければならないと考える」として「過去に死刑制度廃止の動きがあった時も慎重に考慮すべきことであり、廃止するべきではないと言った」と話した。 続けて「量刑問題に対して私がこのように話すことには慎重で、死刑自体が良いということではないが、こういうおぞましい事件に対して‘そうすればお前も死ぬかもしれない’という、そんなものはなければならない」と話した。

 朴候補は‘今、大統領だったら死刑執行を指示するか’という質問には、「私は以前にもそのように主張した」と話した。 朴候補は去る2007年大統領選挙競選候補当時 「窮極的に死刑制度は廃止されなければならないが、まだ象徴的にでも存続させなければならない」という意向を明らかにした経緯がある。

 これと関連してパク・ヨンジン民主党スポークスマンはブリーフィングを通じて、朴槿恵候補の死刑制度賛成発言を批判して「(死刑制度が)維新政権時期の人民革命党法廷殺人に見られる‘政治的死’というまた別の問題を産む恐れがあるという点を朴槿恵候補やセヌリ党は共によく分かっている筈」と話した。

ソン・ヨンチョル記者 sychee@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/politics/politics_general/550115.html 訳J.S