原文入力:2012/08/31 20:20(1019字)
クリントン歴訪を控えて「対話」を再度求める
アメリカがイ・ミョンバク大統領の独島(ドクト)訪問で触発された韓日の問題に対して再度自制と対話を求めた。アメリカ国務省の高位関係者は30日(現地時間)、ヒラリー・クリントン アメリカ国務長官のアジア6カ国歴訪を前にして行われたブリーフィングで「最近、韓日間で起こった一連の緊張事態はアメリカの憂慮を招いたと見ざるをえない」として「我々はこの問題を扱うに当って、自制(restraint)と冷静(calm)、政治力(statesmanship)を発揮することを求める」と語った。先だって23日にビクトリア・ヌーランド アメリカ国務省報道官も「韓日両国間に紛争があるということは明らかに我々としては「穏やかではない (not comfortable)こと」として「(独島と関連した領土紛争を)平和的に、協議を通じて解決しなければならない」と語った。この関係者は韓日両国が「非公式の対話、直接接触、企業レベルでの努力など様々な方法で21世紀のパートナーとしての協力の重要性を浮き彫りにする措置を行うことを勧める」として「今後数週間、両国と協議を行なってこのような点を議論する」と明らかにした。これは来月8日からロシアウラジオストクで開かれるアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議でアメリカが韓日両国の関係改善のために積極的に関係改善に乗り出すという意志を明らかにしたと解釈される。この関係者はまた、中日間の領土問題が起こっている尖閣列島(中国名釣魚島)が日米安保条約5条に規定された「アメリカの日本防御義務」の適用範囲に含まれるかという質問に「尖閣列島は日本が実効支配している状況」と述べた。条約第5条はアメリカの防御義務が発生する範囲を「日本の行政力の及ぶ地域」と規定しており、実効支配を認めるということはアメリカの防御義務を認めるということだ。しかし、「我々の希望はこのような(日本防御)状況を避けて対話と外交を優先せよということ」だと付け加えた。
キル・ユンヒョン記者
原文: https://www.hani.co.kr/arti/international/international_general/549687.html 訳Y.U