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財閥の娘、ロッテ映画館でポップコーン売って665% 収益

登録:2012-08-31 07:47

原文入力:2012/08/30 21:39(1663字)

←ロッテシネマ. ハンギョレ資料写真

大企業総師一家 高収益を調べてみれば安全に金を儲ける財閥一家
ロッテ映画館でポップコーン売って665%
系列会社の業務支援 SKC&Cで422%

  ロッテショッピングが経営するロッテシネマは全国83ヶ所に映画館を置いている。 そこには例外なくポップコーンと飲物を売る売店がある。 規模は小さいながらまずまずの収入を手にするこれら売店はシネマ通商が運営している。 この業者の大株主は28.3%の持分を持つシン・ヨンジャ ロッテ福祉奨学財団理事長だ。 ロッテの創業者シン・ギョクホ総括会長の娘でもある彼女はシネマ通商に投資して20大財閥の総帥一家の中で単一投資で最も高い年平均665%の収益率を記録した。

  シン社長は2005年のシネマ通商設立以後、1億7300万ウォンを投資したが、配当だけで23億7000万ウォンの利益を得、持分価値も2010年基準で22億ウォンを超えると経済改革研究所が明らかにした。 この会社の持分を持ったシン氏の子供も‘大当たり’をとった。 経済改革研究所のチェ・イベ会計士は「ロッテショッピングが直接売店を運営して収益を得られるビジネスチャンスを支配株主一家が流用(会社機会流用)し高い収益率を記録した事例」と話した。

  経済改革研究所は30日に出した報告書を通じて、20大財閥総帥およびその一家が系列会社持分投資を通じて年平均34.78%という高い収益率を記録したことが明らかになったとし、高い収益をあげた背景にシネマ通商の事例のように‘問題性投資’に後押しされたケースが少なくないと指摘した。

  チェ・テウォン SKグループ会長の妹チェ・キウォン氏の前夫であるキム・ジュンイル氏はSKC&Cに投資して年平均422.25%の収益率を記録した。 この会社の持分44%を持ったチェ会長も年平均220%を上回る収益を上げた。 SKC&CはSK系列会社から仕事を受けとり急速成長してきたし、チェ会長は株式の低価引き受けおよび会社機会を流用したという疑惑を受けてきた。

  財閥総師一家および2・3世 個人の色々な系列会社に対する持分投資収益率を全て加える場合、キム・ジュンイル氏が最も高い収益率を記録したことが明らかになり、次いでイ・ジェヒョン CJグループ会長の弟イ・ジェファン氏が年間224%の収益を上げた。 続いてイ・ゴンヒ 三星(サムスン)電子会長が年間201%で3位を記録した。 息子であるイ・ジェヨン 三星電子社長は‘エバーランド転換社債(CB)安値配分’等12件に達する問題性取り引き等を通して年間83%を越える収益率を上げたと経済改革研究所は明らかにした。

  現代車一家もチョン・モング会長の息子であるチョン・ウィソン現代車副会長、娘であるソン・ソンイ イノーション顧問、チョン会長の三番目の婿であるシン・ソンジェ現代ハイスコ社長などが毎年104~126%の高い収益率を記録した。

  企業集団別に見れば、三星総帥一家が年平均86.2%で最も高い収益率を記録し、次いで大林(テリム)(53.7%),現代重工業(52.9%),現代車(52.6%)等の順だった。 経済改革研究所は「財閥総師一家の高い収益率は投資会社が属した産業の高速成長や支配株主の存在が企業価値に肯定的な結果を持たらしたと見ることもできるが、会社機会の流用と支援性取引、不当な株式取引などに起因した側面も大きい」と指摘した。 この研究所は20ヶのグループ総帥一家の持分投資対象である計206ヶの会社の中で約38%で仕事集めや会社機会流用などの問題性取引が発生したと分析した。

リュ・イグン記者 ryuyigeun@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/economy/economy_general/549488.html 訳J.S