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ヒョン・ビョンチョル人権委員長 的外れな内部疎通 "実名掲示板設置"

登録:2012-08-27 15:39
https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/548795.html

原文入力:2012/08/26 21:29(1041字)

違憲決定にもかかわらず表現の自由を軽視
選別面談も一方的推進 職員 反発

 資質論難の中で再任に成功したヒョン・ビョンチョル国家人権委院長の内部刷新策が相次ぎ非難されている。

 26日人権委関係者たちの話を総合すれば、ヒョン委員長は先週 局・課長級幹部と個別的に面談し内部疎通方案に対する意見を聞いた。 これについてある幹部が「職員の自由な意見を聞こうとするなら、無記名で受け付けなさい」と提案すると、ヒョン委員長は「漢陽(ハンヤン)大(教授)時代にも匿名で(意見を)受け付けたが、誹謗性の文が多くてだめだった」として「実名掲示板を設置しなさい」と指示した。

 以後、ヒョン委員長の指示事項は人権委内部のコンピュータ・ネットワークを管理する実務部署に伝えられ、‘委員長に望む’という名前の実名掲示板が人権委ホームページにまもなく新設される展望だ。

 便りを伝え聞いた人権委職員は失笑している。 匿名を要請したある人権委職員は 「ヒョン委員長の実名掲示板設置指示はインターネット実名制が表現の自由を侵害する素地があって違憲だとした去る23日の憲法裁判所の決定とも背馳する」として 「表現の自由に対するヒョン委員長の認識を再度表わした事例」と話した。

 再任以後に推進させた刷新策も相次いで壁にぶつかっている。 ヒョン委員長は次官級常任委員(団長)と5級以上職員10人余りで刷新企画チームを設けるという腹案を出したが、‘内部議論もなしに一方的に推進している’として常任委員が反発し、チーム長席の提案を受けた課長級幹部2人も‘世論収斂から先にしなさい’として固辞したことが分かった。

 ヒョン委員長が‘職員らと直接対話する’として推進した単独面談も反発を招いている。 ヒョン委員長は160人余りの職員の中で面談対象者20人を選定して日時を個別通知したが、一部職員は面談自体を拒否していると知られた。 ある職員は内部掲示板にあげた文で 「(面談相手を) ‘選定’するという表現も笑わせ、委員長と顔をあわせてしたい話をすべてできる職員がどれくらいいるか」と批判した。

チン・ミョンソン記者 torani@hani.co.kr

原文: 訳J.S