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"GS建設、現代美術館工事労働者遺族たちの動向を監視していた"

登録:2012-08-17 11:06
https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/547501.html

原文入力:2012/08/17 08:23(1339字)

現代美術館死亡労働者側 主張
"葬儀室に交代勤務して対話録音"
下請け業者を通じて合意を薦めた情況も
使用側 "手伝いに行ったが遺族に殴られた"

 去る13日、火災が起きた国立現代美術館ソウル館の施工者であるGS建設職員が、今回の事故で亡くなった労働者の遺族の動向をこっそりと監視していたという論難が起きている。

 15日夜12時頃、ソウル、鍾路区(チョンノグ)の赤十字病院葬儀場で労働者パク・テジン(45)氏は<ハンギョレ>記者に火災当時の状況について話している間、すぐ後ろの席に座っていた男性2人を発見した。 2人の男性は携帯電話を持ちイヤホンを耳にさしていた。 パク氏が 「どこから来ましたか」と尋ねると、2人は「それを訊いてどうするのか」と答えた。パク氏が「見たことのない人々だがGS建設から来たのか。今、携帯電話で録音しているのか」と問い詰めた。 続けてそばにいた遺族たちが集まり、一時間余り彼らを追及した。 2人の男性は結局「GS建設所属」と打ち明けた。

 自分たちの対話をこっそりと録音していたと疑った遺族たちはGS建設職員キム・某氏の携帯電話を奪ったが、すでに携帯電話のメモリーカードを取り外した状態であった。 「メモリーカードはどこにあるのか」という遺族たちの追及にキム氏は「知らない」と答えた後、腹が痛いと言って席を外してトイレに行った。

 これに対し遺族ユ・ジョンサン(52)氏は「(GS建設側が)一度も申し訳ないとも言わずに、監視・盗聴するとはどういうことだ」と大声を張り上げた。 他の遺族たちも 「‘遺族査察’をしているのか」としてGS建設が送った弔花を倒すなど悔しさを爆発させた。 この過程で一部の遺族はGS建設職員の胸元を掴んだり押し退けることもした。

 これに対してGS建設側は「録音や監視などを指示したことは全くない」として「遺族支援のために職員を派遣しただけなのに、逆に監禁・暴行などの辱めにあった」と明らかにした。

 GS建設側が下請け業者を通じて遺族たちの合意を誘導しているという主張も出てきた。 ソウル大病院に葬儀室を整えた故オ・イクキュン(59)氏のある遺族は「下請け業者関係者が度々訪ねてきて‘GS建設が圧迫している、はやく合意しよう’と勧めている」と話した。

 一方、今回の火災原因について警察は当初GS建設側の主張とは異なり、事故当日に溶接作業があったという事実を確認したが、溶接作業の時間と発火時刻が異なり、溶接作業により火事が起こったのではないと見ている。 16日鍾路(チョンノ)警察署関係者は「‘臨時照明を設置して電源を入れるやいなや火花が散り天井に火がついた’という現場作業員の陳述を確保した」と明らかにした。 警察は国立科学捜査研究員の最終鑑識結果が出次第、捜査結果を発表する予定だ。 ユン・ヒョンジュン、チョ・エジン記者 hjyoon@hani.co.kr

原文: 訳J.S