原文入力:2012/08/16 17:04(918字)
アデカコリア "民主労総 加入は容易でも脱退すれば死"
"労組員がいる工場はを整理する" との発言も
日系多国籍企業でプラスチック添加剤などを作るアデカコリア㈱が職員に民主労総に対する虚偽事実を流布して、労組活動をすれば不利益を与えるとして弾圧したと労組が反発した。
全国民主労働組合総連盟全国化学繊維労組とアデカコリア支会は、16日午前ソウル、鍾路区(チョンノグ)の駐韓日本大使館前で記者会見を開き、アデカコリアのある専務級役員が行った新入社員教育内容の録音記録を公開した。録音を聞けば、この役員は「民主労総は加入は容易だが脱退はできない。 脱退すれば皆さんはすぐに死だ。 退社だ。 彼ら(民主労総)が勤務出来ないようにするだろう。 そのための内部組織があって、すぐに妨害して次には暴力も…」と話した。
労組は、「会社が民主労総をあたかも暴力組織のように言うなど虚偽事実を流布した」と批判した。 録音にはまた「エバーランドでは4人が三星(サムスン)労組を作ろうとして全員解雇された。 それでも我が国で三星は悪い会社ではないだろう。 私たちの会社もそのようにならなければならない」と言及している。 この他に「労組の要求は絶対に聞き入れない」、「労組員が属している工場は整理する」等の内容が録音に含まれている。
労組関係者は「企業の社会的責任の基準になる経済協力開発機構(OECD)多国籍企業ガイドラインは‘団結権行使を妨害する目的で会社の全部または一部を移転したり整理する’と威嚇することを明確に禁止している」として「OECD国内連絡事務所(NPC)に提訴し、労組活動の妨害については雇用労働部に不当労働行為として告発する計画」と話した。
これに対して会社側関係者は「労組の主張は全て虚偽であり対応する価値がない」と主張した。
キム・ソヨン記者 dandy@hani.co.kr
原文: 訳M.B