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‘4大河川 堰建設で緑藻 拡散’今年初め、政府文書でも警告

登録:2012-08-15 07:56
https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/547094.html

原文入力:2012/08/14 20:48(1177字)

緑色連合‘浄水場 藻類対応…’文書公開
‘流速遅くなり藻類大量発生 増大’分析

  環境部が去る3月、4大河川事業の核心である堰の建設による川の水の滞留時間増加を緑藻拡散の原因の一つに挙げ、藻類大量発生の際の措置要領を盛り込んだ文書を全国の浄水場など関連機関に配布していたことが明らかになった。 この間、政府は緑藻現象と4大河川事業の関連性を否認してきた。

  14日大邱(テグ)慶北(キョンブク)緑色連合が環境部から入手し公開した‘浄水場藻類対応ガイドライン’文書によれば、環境部は「上水源の滞留時間など河川の水理・水門環境の変化と気候温暖化により藻類の大量増殖発生の可能性が増大した」という分析を出した。 滞留時間増加については「この間国内の主要水路で多数のダムおよび堰が建設されたこと」を理由に挙げた。 4大河川事業で堰が建設されて流速が遅くなり、藻類が大量増殖しやすい条件が造成されたということだ。 最近、緑藻現象の原因の一つが4大河川事業の核心である堰建設のためであることを直接的に言及したわけだ。 環境部は去る3月、この文書を作成し配布した。

  環境部のこのような措置は李明博大統領が去る7日の閣僚会議で4大河川で発生した緑藻現象について「長期間にわたり雨が降らず猛暑が続いて発生する避けられない現象」とし、自然のせいにしたこととは明確に対照される。 パク・ジョンハ大統領府報道官も「緑藻と4大河川事業とは関連がない」と語った。

  また、環境部文書には雨が降った後にも「降雨で流入した栄養物質と日射量の増加で再び藍藻類の大量増殖が急速に起きる特徴」が伺えるとし、適切に備えることを注文した。

  環境部はA4用紙41ページ分量のこの文書で‘浄水処理工程別措置要領’を対策として言及しただけで、堰やダムの開放問題などに関する言及はしていない。 イ・ジェヒョク大邱慶北緑色連合運営委員長は「結局この文書は最近の緑藻現象の原因が4大河川にダムと堰を建設したためであることを政府自ら認めたこと」とし「このように藻類と関連した対応ガイドラインまで作って配布しておきながら、政府と地方自治体は‘緑藻が4大河川事業と関係がない’、‘雨が降れば緑藻は解消される’という偽りの広報をしている」と批判した。

  この文書を作成した環境部水道政策課関係者は「緑藻現象の原因として4大河川事業を指定したものではなく、単に色々な可能性を羅列したこと」と話した。

大邱/キム・イルウ記者 cooly@hani.co.kr

原文: 訳J.S