原文入力:2012/08/07 15:38(1701字)
←7日、男子体操で大韓民国オリンピック史上初の金メダルを獲得したヤン・ハクソン選手の全北(チョンブク)高敞(コチャン)のビニールハウス住宅。 金メダルを取ったヤン・ハクソン選手は一番最初に「田舎でビニールハウスに暮らす両親の家を作って差し上げたい」と話した。 家の前に立ったヤン選手の母親、キ・スクヒャン(43)氏が息子の金メダルの便りに明るい笑みを浮かべている。【高敞=ニューシス】
ヤン選手‘ビニールハウス住宅’にネチズン関心
"願い通り、両親に家を建てて差し上げて欲しい"
国内初の体操金メダル快挙を達成したヤン・ハクソン(20 韓国体育大)選手の家族がビニールハウスを改造した家で居住しているという事実が知らされながらネチズンの関心を集めている。 7日ツイッターなど社会関係網サービス(SNS)ではヤン・ハクソンの‘ビニールハウス住宅’写真が急速に拡散している。 ヤン選手の母親、キ・スクヒャン(43)氏は<ハンギョレ>との通話で「昨年3月光州(クァンジュ)では住宅を用意できなくて高敞へ引越した」として「初めはビニールハウスで鶏と一緒に暮らしたし、徐々に改造して今のように家にいろいろな品物を取りそろえた」と話した。 ヤン選手の両親は全羅北道(チョルラブクト)、高敞郡(コチャングン)、孔音面(コンウムミョン)石橋里にある20世帯もいない村に定着した。 キ氏は 「子供の父親がケガをして、ハクソンが送ってくれたお金で毎日を暮らしている」として「それでも家の前で菜園を作り、鶏と七面鳥を育てて生計をつないでいる」と明らかにした。 ヤン選手は泰陵(テルン)の選手村に入所すれば支給される一日の訓練費4万ウォンを一ヶ月間貯めて80万ウォンほどを毎月家に送ってきた。
ヤン・ハクソン選手は全南光州の貧民街の一部屋で幼時を過した。4人家族が狭い一部屋に住んで苦しい生活を悲観して思春期には家出をするなど彷徨したこともあった。 工事現場の美粧技術者として家族の生計に責任を負った父親も数年前に肩を負傷して働けなくなった。 暮らし向きは一層苦しくなったが、ヤン氏は‘体操’の夢を捨てなかった。 結局、彼は最高難易度の技を開発して本人の名前を付けた。 今回のオリンピックで現れた最高難易度7.4の技‘ヤン・ハクソン’はこのようにして誕生した。
ヤン・ハクソン選手はオリンピック前から「金メダルを取ったら両親のために暖かくて丈夫な家を建てて差し上げる」と話していた。 これについて、あるネチズンはツイッターで「金メダルを取ればどれくらい稼げるのかは分からないが、必ず家を用意して欲しい」と明らかにした。 ツイッターID@tra**は 「私は金メダル至上主義者ではないが、ヤン・ハクソン選手は必ず金メダルを取って願い通り両親に家を建てて差し上げて欲しい」と話した。
一方、ヤン選手の母親キ氏が金メダルの報せに接した直後のインタビューもネチズンの間に広く知られた。 キ氏はある放送会社とのインタビューで「息子が戻ってきたら何を一番先に食べたがるだろうか。 ノグリ ラーメン? ノグリ ラーメンではなく私が七面鳥の肉でおいしく料理するから」と話した。 ツイッターID@jnj**は 「ヤン選手が家に帰ればノグリラーメンを作って欲しいと言ったようだ。 胸が痛い」と話した。 この報せに接するとすぐにノグリ ラーメンのメーカーである農心も即刻反応を示した。 農心関係者は7日午前 「ヤン選手の家族が同意するなら生涯ノグリ ラーメンを無償支援する」と明らかにした。 ネチズンは「住宅問題が解決されるにはヤン選手をノグリラーメンの広告モデルとして使うことも方法だ」と話した。
ユン・ヒョンジュン記者 hjyoon@hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/sports/sports_general/546024.html 訳J.S