原文入力:2012/08/02 21:06(1003字)
ソヒ産業労組 ストライキ 86日目に
正規職水準の雇用安定保障
アイスクリーム フランチャイズの‘バスキン・ロビンス(訳注:日本ではサーティワン)’を運営するBRコリアの下請け業者であるソヒ産業の労組が、ストライキ86日目の2日、会社側と雇用安定および元請け・下請けの差別解消などに合意した。
労使は下請け労働者の場合、BRコリア職員に準ずる水準で雇用を保障し、元請け労働者との不合理な差別の解消、懲戒撤回、スト参加者に対する人事上の不利益禁止、労組と協議なしの人為的な人員縮小不可、等の内容で合意した。
ソヒ産業労組は元請けであるBRコリアの正規職に切り替えることを要求して去る5月9日から全面ストに入った。 労組は4月17日に元請けであるBRコリアと正規職転換に合意したが、使用者側が「5年後に再び正規職転換を考慮する」と態度を変えるやストに入った。 労組関係者は「元請け直接雇用という要求案は貫徹できなかったが、雇用安定と共に元請け・下請けの不合理な差別解消の約束を勝ち取り満足だ」と話した。
労使合意案の中で元請け・下請けの差別解消という部分が目を引く。 ソヒ産業労組は「元請けであるBRコリア職員の初任給が140万2000ウォンなのに反して下請け労働者は15年勤めた労働者の賃金が142万ウォン水準と差が大きく、賞与金と福祉ポイントにさえ元請け・下請けの差別があった」と主張した。 我が国では期間制・派遣労働者など非正規職の場合、同様な仕事をする正規職と比べて不合理な差別ができないように法で保護している。 だが下請け労働者の場合、非正規職でない下請け業者の正規職であるという理由で元請け正規職との差別が改善されないでいるなど、法の死角地帯にあった。 韓国労総関係者は「下請け労働者が元請け労働者と比べて賃金・労働条件など劣悪な状況で仕事をしているにもかかわらず、今の法では保護が受けられない状況」として「下請け労働者であるソヒ産業労組が元請け・下請けの差別解消を勝ち取ったことは非常に意味がある」と話した。
キム・ソヨン記者 dandy@hani.co.kr
原文: 訳A.K