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朴槿恵系‘金銭公認’波紋… "メンタル崩壊だ。言うべきことはない"

登録:2012-08-03 08:27

原文入力:2012/08/02 22:57(1816字)







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大統領選挙への道を襲った‘公認闇取引’…セヌリ党‘恐慌状態’

←朴槿恵セヌリ党大統領選挙予備候補が2日午後、忠南(チュンナム)、天安(チョナン)の柳寬順(ユ・グァンスン)体育館で開かれた大田(テジョン)・世宗(セジョン)・忠北(チュンブク)・忠南(チュンナム)合同演説会で演説を前におしぼりをつかんでいる。 左はこの日公認献金疑惑関連、朴槿恵責任論を提起したキム・ムンス京畿(キョンギ)知事。 天安/カン・チャングァン記者 chang@hani.co.kr



‘チョン・ドゥオン否決’に続く超大型悪材料
"こともあろうに2人の議員揃って朴槿恵系"
選対委など主要人士‘ため息’
民主 "現代版 官職売買" 猛攻

 "メンタル崩壊だ。言うべきことはない。" 朴槿恵セヌリ党大統領選挙競選候補選対委関係者の話だ。 それほど大きな衝撃を受けたという意だ。

 ヒョン・ヨンヒ セヌリ党議員が、4・11総選挙当時に党公認審査委員だったヒョン・ギファン前議員に公認献金3億ウォンを渡した疑いで検察に告発された事実が知らされた2日、朴候補選対委と党は恐慌状態に陥った。 朴候補をはじめとして選対委とセヌリ党主要人物は全て 「検察が徹底的に捜査して疑惑の余地がないよう明らかにしなさい」と話した。 朴候補はこの日午後、忠南(チュンナム)、天安(チョナン)で開かれた大統領選挙競選候補合同演説会の後‘疑惑当事者が強く否認している状況だが、党が先に立場を明らかにするつもりはないか’という質問に「(当事者の)言葉が互いに主張を異にしているので検察ではっきりと疑いの余地なく明らかにしなければならないだろう」と話した。 朴候補キャンプでは「‘配達事故’である可能性が高い」とか 「事実ではないだろう」と展望する人々も多かった。

 ため息は隠せなかった。 刷新と変化を主張する朴候補にとって超大型の悪材料になりかねないためだ。 しかも疑いを受けている二人は揃って朴槿恵系だ。 嶺南(ヨンナム)地域のある議員は「ヒョン前議員を公認委員に任命したのは朴候補自身」とし「疑惑が事実ならばこれは側近非理。 このような人を周辺に置いた朴候補を国民が信じられるか」と話した。

 検察に告発された内容どおりならば、当時非常対策委員長だった朴候補が刷新の旗を前面に掲げて主導した公認は‘支援金’で意のままにされたという話になる。

 すでに朴候補とセヌリ党はチョン・ドゥオン議員の逮捕同意案否決で刷新イメージに傷を負った。 その上に公認献金までが事実と確認されればチョン・ドゥオン逮捕同意案否決とは比較にならない後暴風が予想される。

 公認当時、朴候補は「公認と関連して何らかの不法が発生するならば直ちに候補資格を剥奪する」、「公認こそが政治刷新の第一歩」というなど、公認刷新意志を何度も強調した。 党公職候補者推薦審査委員会も道徳性と競争力を最優先にした‘システム公認’を前面に掲げた。

 公認委に参加したある人物は 「セヌリ党に女性候補が不足していた。 ヒョン議員はその間党活動も熱心にしたので、地方区の代わりに比例代表公認を与えたものだが、順番は当時としては当選圏でなかった」として「しかも比例代表はほとんどの党で決定されていたのであちこち割り込む余地はあまりなかった」と話した。 彼は「刷新公認をするとして体重が10㎏近く減る程に苦労して公認作業をしたが、一体どういうことか分からない」と付け加えた。

 民主統合党は‘朴候補責任論’を提起し、朴候補とセヌリ党に向かって猛攻を展開した。 パク・ヨンジン民主党スポークスマンはこの日論評して「今回のことは公認献金事件ではなく、朝鮮時代の官職売買に次ぐ組織的腐敗事件だとして現代版国会議員官職売買事件と呼ばなければならない」として「(公認)当時、党を掌握して総選挙公認と選挙を陣頭指揮した朴槿恵候補が責任を負わなければならない」と猛非難した。

チョ・ヘジョン、ソンチェ・ギョンファ記者 zesty@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/politics/assembly/545452.html 訳J.S