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‘朴槿恵 5・16発言’が支持を分けた

登録:2012-07-30 07:04

原文入力:2012/07/29 20:28(1350字)

←安哲秀(アン・チョルス)-朴槿恵

朴槿恵支持者の64%が "賛成"
安哲秀支持者の76%が "反対"

  朴槿恵セヌリ党大統領選挙競選候補の‘5・16は不可避な望ましい選択だった’という発言に対する<ハンギョレ>-韓国社会世論研究所の世論調査結果は‘2040世代’と50代以後世代を、そして支持と反対くっきりと分けたことを見せてくれている。

  世論調査結果を見れば、クーデターを合理化する朴候補の発言に対して20代の64.9%、30代の61.8%、そして40代の57.7%が‘同意しない’と答えた。 反面、50代では47.1%が、60代以上では58.5%が‘同意する’と応えた。

  ‘5・16発言’に対する同意有無も朴槿恵支持層と安哲秀支持層をくっきりと分ける指標であった。 朴候補支持者は64.5%がこの発言に‘同意する’と答えた反面、安院長支持者は76.7%が‘同意しない’と答えた。 単純化すれば、‘5・16発言’に賛成ならば朴候補支持、反対ならば安院長支持であるわけだ。

  地域別に見ればソウルでは50.2%、仁川(インチョン)・京畿と釜山・蔚山・慶南(キョンナム)でそれぞれ49.3%が朴候補の発言に同意しないと答えた。

  多くの選挙専門家たちは朴候補が‘拡張性’を持つためには2040世代と首都圏から多くの票を持ってこなければならないと指摘する。 まさにこの世代と地域で朴候補発言に対する反感が確認されたわけだ。 安哲秀院長とムン・ジェイン民主統合党競選候補の故郷である釜山での高い反感も注意を惹く内容だ。

  ユン・ヒウン韓国社会世論研究所調査分析室長は「去る総選挙で朴候補は‘未来’イメージを見せたが、最近5・16を強く説明して防御したことで‘未来’は蚕食され‘過去’イメージが強化された」と話した。 朴槿恵候補が‘選挙戦ルール’議論過程から見せた不通イメージに4・11総選挙勝利以後に弱まったセヌリ党の刷新意志、そして朴候補本人の5・16クーデター発言が重なり中道層と40代が安哲秀という代案を再発見し離脱したということがユン室長の分析だ。 5・16発言に対して朴候補キャンプの核心人士らでさえ困惑していて支持層離脱を憂慮したが、それが現実化したわけだ。

  安院長の浮上と朴候補の停滞は、大統領選挙構図が変わっている地点を見せもする。 ユン室長は「既存の大統領選挙構図は‘保守 対 進歩’、‘平和  対 安保’等であったが、安院長の登場で‘新しいもの 対 古いもの’、‘未来 対 過去’に構図が変わる可能性に注目しなければならない」と話した。 安院長の新しいイメージ、未来イメージと対比され、朴候補の古いイメージ、過去イメージがより一層強まったということだ。朴候補が5・16を今後も強く擁護するならば、朴候補が劣勢の階層で得票を拡張することが容易ではないということを今回の調査で確認できるということだ。

チョ・ヘジョン記者 zesty@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/politics/assembly/544757.html 訳J.S