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MB 6回目の謝罪…依然として真正性 伺えず

登録:2012-07-25 08:07

原文入力:2012/07/24 19:26(1448字)

←李明博大統領が24日午後、大統領府春秋館で親戚、側近の不正と関連して謝罪文を朗読した後、頭を下げている。 大統領府カメラ記者団





直接作成した謝罪文を読みながら
側近の氏名・不正内容には言及せず
内外では "一方的行事" 評価
謝罪に相応しい後続措置もなく

  李明博大統領 24日親戚、側近不正と関連した対国民謝罪は実兄であるイ・サンドク前セヌリ党議員が拘束された時から予想されたことだった。 大統領が知らぬフリを通せることではないためだ。 ただし、謝罪の時点はイ・サンドク前議員が起訴される来る27日になるだろうという予測が多かったが前倒しされたわけだ。

  李大統領は午後1時58分頃、大統領府春秋館記者会見場にこつこつと歩いて入ってきた。 その直前に大統領府記者室に‘まもなく李大統領の対国民謝罪がある’との通知がきた。 李大統領は直ちに上衣のポケットから文書を取り出し読み始めた。 「家でかんばしくないことが起き国民の皆様に大きな心配をかけた」と口を切った。 李大統領は 「考えるほどに悲嘆に暮れておりてとても頭を上げることはできない。 今になって誰を恨むことができようか」と自ら叱責した。 二度頭を下げた。 李大統領は側近・親戚不正に関するこの日の対国民謝罪で昨年9月「道徳的に完ぺきな政権」と言った自身の言葉が誤りであったことを認めた形になった。 チェ・グムナク大統領府広報首席は「李大統領の謝罪は周辺に相談せずに一人で決心したこと」とし「謝罪文も直接作成したし今日の対国民談話時間も突然に決まった」と話した。 大統領府内では李大統領が夏期休暇を控えて対国民謝罪を通じて‘懸案を叩いて行く’との予測が多かった。

  李大統領の対国民謝罪は去る2008年、米国産牛肉問題で二回謝ったのをはじめとして、世宗(セジョン)市と東南圏新空港廃止にともなう謝罪などに続き今回が6回目だ。 側近不正に関しては去る2月の記者会見で「言う言葉がない」と言った5ヶ月後に再び謝った。

  李大統領はしかし、イ・サンドク前議員など親戚・側近の名前と不正内容には全く言及しないなど‘2%’足りない態度を見せた。 大統領府内でも‘多少一方的な感じを与えかねない’という憂慮が出てきた。

  李大統領は「自分自身が初めからきれいな政治をするという確固たる決心を持って出発し、全財産を社会に還元して月給を寄付しながらそれなりに努力してきた。 ある程度の成果を上げていると自負してきた」としながら、本人の無念な心境も明らかにした。

  対国民談話の仕上げ部分では‘大統領の責務’を突然強調した。 李大統領は 「慨嘆と自責をしているには国内外の状況があまりに緊迫している」として「大統領としての責務を一時なりとも疎かにすることはできない」と話した。

  李大統領が‘死而後已’(死んだ後に止める)という表現を用いて談話を終えたが、謝罪に相応しく変化した姿はまだ見られなかった。 例えばヒョン・ビョンチョル国家人権委員長を再任させた措置について国内外人権団体と野党圏が強力に反対しているにも関わらず大統領府はこの日まで任命強行方針に変化がない。

アン・チャンヒョン記者 blue@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/politics/bluehouse/544029.html 訳J.S