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帰国 先送りする キム氏 なぜ?

登録:2009-03-27 08:39

原文入力:2009-03-26午後10:09:57
外国逃避 長期化の可能性…文書の人々と‘取り引き説’も

キム・キソン記者

←故チャン・チャヨン氏の所属会社前代表キム・某(40)氏から警察が明らかにしなければならない疑問点

`チャン・チャヨン事件'の最高核心人物であるチャン氏の所属会社前代表キム・某(40)氏はいつ頃帰国するのだろうか? 警察捜査は今回の事件の真実を知っているキム氏の帰国可否に事実上成敗がかかっている状態だ。だがキム氏は日本に留まっており色々な経路で自身の潔白を主張しながらも唯一警察とは連絡がつかないでいる。

キム氏は去る13日‘チャン氏に報道機関代表など有力要人らに性接待と酒接待などを何度も強要した’という文書が公開・報道されるや強力に反発した。彼は報道機関インタビューを通じて「チャン氏の前マネジャー ユ・某氏が出てきて進行している訴訟を有利に導くために作り出したもの」として「(ユ氏が)チャン氏に偽りの文書を作成させた」と主張した。彼はまた「まもなく帰国し全てのことを明らかにする」と堂々として見せた。

しかしキム氏は警察捜査が本軌道に上がるや連絡どころか位置すらまともに把握されずにいる。特に他の疑惑で手配されているキム氏は昨年12月2日90日間の無ビザパスポートを持ち日本に出国しており、タイに渡り旅券を変えた後に再び日本に入国し合法的滞留期間を増やしたことが確認された。ややもするとキム氏の外国逃避が長期化しかねない状況だ。インターポールを通じてキム氏に対する赤色手配が下されているものの早急な強制送還も容易には見えない。

キム氏は早期入国と長期潜伏という岐路に立っていると見られる。早期入国と言っても何の‘対策’もなしで韓国行飛行機に身を任せはしないという分析が有力だ。キム氏が警察の圧迫に勝てず口を開くならば、‘パンドラの箱’が開かれ波紋が手のほどこしようもなく大きくなりかねないためだ。

こういう理由でキム氏は時間稼ぎをしながら相当な水準の対応をしているものと予測される。こういう情況でチャン氏文書に登場した人物らとの‘取り引き説’まで出てきている。チャン氏文書内容が事実ならば、キム氏が報道機関代表など有力人士の弱点を握っており、ある種の取り引きが可能なはずであるためだ。

対策がまともに用意されなければキム氏は‘夕立ちは避けよう’式で長期間潜伏に方向を定める可能性が高い。警察関係者は「キム氏家族などを通じて、帰国を勧め説得しているものの別段得るところがない状態」として「キム氏帰国前までは周辺人物捜査に頼るほかはない「と話した。

城南/キム・キソン記者player009@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/346410.html 訳J.S